時代とともに生まれるファッション用語。「トゥデイはエクストラロングスリーブをスポンテニアスにウェアして、オルチャンタッキースタイルに」なんてルー大柴よろしく、カヨコ・アン・パタースンばりな発音でマスターしたい、シン・ゴジラばりな最新用語をラインナップ。
👗FASHION
ヴァンプ、おフェロ…ってなんのこと? いまどきファッション用語辞典2016 第2回
01.
ヴァンプ
【vamp】
(メイク)
【vamp】
(メイク)
性的魅力を利用して男性につけ込む誘惑的な女性指をすジャーゴンだったが、今どきはもっぱら、吸血鬼を思わせる赤黒い「ヴァンパイアリップ」のこと。
02.
エクストラ-ロング-スリーブ
【extra long sleeve】
(ディテール)
【extra long sleeve】
(ディテール)
指先まですっぽり隠れてしまう長い袖。〈メゾン マルジェラ〉や〈マイケル コース〉などが2016-17 AWに発表したが、日本では赤塚不二夫の「ホッカイローのケーコターン」「十四松」や、藤子不二雄の「ハカセ」などがいち早く取り入れている。
03.
えり – ぬき
【襟抜き】
【襟抜き】
(着こなし)
トップ、主にシャツを着用する際、首の後ろをこぶしひとつ分程度開けること。身頃を後ろへずらすため、背中に適度な丸みが生まれ、女性らしさとこなれた着こなしが実現する。和装における「抜き衣え紋もん」に由来する。
04.
おフェロ
(スタイル)
(スタイル)
「お洒落でフェロモンが出ている状態」を指す、雑誌『ar』が提唱した造語。ファッション、ヘア、メイク、ボディと「おフェロ」のジャンルは多岐にわたる。例≫ 森絵梨佳ちゃんのおフェロメイク。
05.
オルチャン
(ことば)
(ことば)
美少女、美男子の意。「얼 オル굴 グル =顔」と「짱 チャン=すごい、最高」を組み合わせた造語で、韓国のインターネットで生まれた。例≫ オルチャンファッション、オルチャンヘア、オルチャンカメラ。
Illustration: Yutaka Nakane
Text: Harumi Hino