時代とともに生まれるファッション用語。「トゥデイはエクストラロングスリーブをスポンテニアスにウェアして、オルチャンタッキースタイルに」なんてルー大柴よろしく、カヨコ・アン・パタースンばりな発音でマスターしたい、シン・ゴジラばりな最新用語をラインナップ。
👗FASHION
グランピングルック、コーディガン…ってなんのこと? いまどきファッション用語辞典2016 第3回
01.
グランピング-ルック
【glamping look】
(着こなし)
【glamping look】
(着こなし)
「camping=キャンプすること」を組み合わせた造語。起源は12世紀と古く、モンゴルの移動式住居ゲルと考えられる。20世紀初頭の欧米の富豪が嗜むアフリカでのラグジュアリーなキャンプが現代のグランピングのベースとなっている。世界各国で注目されているが、日本でも独自のグランピング文化が急成長。ファッションも上質素材でシックな色合いのパーカやバックパックなど、大人仕様のキャンプウェアが主流。
02.
コーディガン
(アイテム)
(アイテム)
「coat=コート」と「cardigan=カーディガン」を組み合わせた造語。カーディガン感覚で羽織るアウターのこと。カーディガンでは寒いが、コートを着るほどの気候ではないときに重宝する。その定義は曖昧。
03.
コートアップ
(アイテム)
(アイテム)
コートとボトムをセットアップにすること。ちなみにセットアップは和製英語。ゆえにコートアップも同。
04.
こなれ-かん
【こなれ感】
(着こなし)
【こなれ感】
(着こなし)
「がんばっておしゃれしました」感を出さず、簡単に着こなしている様子。おしゃれに対する頑張りを見せない姿勢。
05.
シャーリング-コート
【shirring coat】
(ディテール)
【shirring coat】
(ディテール)
絞ることのできる「シャーリング加工」を施したコートのこと。〈バーバリー〉〈カルヴェン〉などが発表。細かいギャザーを寄せて模様や変化を出す「shirring」が語源。
Illustration: Yutaka Nakane
Text: Harumi Hino