時代とともに生まれるファッション用語。「トゥデイはエクストラロングスリーブをスポンテニアスにウェアして、オルチャンタッキースタイルに」なんてルー大柴よろしく、カヨコ・アン・パタースンばりな発音でマスターしたい、シン・ゴジラばりな最新用語をラインナップ。
👗FASHION
スポンテニアス、タッキースタイル…ってなんのこと? いまどきファッション用語辞典2016 第5回
01.
ストリート-クチュール
【street couture】
(着こなし)
【street couture】
(着こなし)
今季注目されている、「ストリート」と「クチュール」を組み合わせた新感覚ミックススタイル。〈バレンシアガ〉から派生。
02.
スポンテニアス
【spontaneous】
(着こなし)
【spontaneous】
(着こなし)
常識にとらわれない着こなし。「spontaneous=自発的な、任意の、自然な」を語源とし、着る人の解釈により変わる着こなしは、ファスナーやボタンの開け閉め、アウターの重ね着、後ろ前に着るなど、自由な発想のもと生まれる。2016-17 AWの〈メゾン マルジェラ〉のメンズコレクションを皮切りに、〈マルニ〉〈マイケル コース〉などもこぞって発表した。
03.
そで-コンシャス
【袖コンシャス】
(ディテール)
【袖コンシャス】
(ディテール)
意識している様を表す「conscious=意識的」な袖。ボリューミーだったり、ラッフルだったり、エクストラロングだったり、デザイン性のある袖のこと。
04.
タッキー-スタイル
【tacky style】
(着こなし)
【tacky style】
(着こなし)
悪趣味、ダサかわいいスタイル。2016 SSの〈ミュウミュウ〉のパリコレが特に話題。滝沢秀明は無関係。
例≫ 柄と柄の組み合わせ、派手すぎる柄のミックス、奇抜なバッグやシューズなど。
05.
っぽ
(ことば)
(ことば)
~っぽいの略語。例≫ 色っぽ、大人っぽ、大人色っぽ。
Illustration: Yutaka Nakane
Text: Harumi Hino