初めまして!フランスに渡り3年目、パリ大学でアートを学びつつ、フォトグラファーとして活動中のNanaoです。これからパリの情報を発信させていただきます。よろしくどうぞ!第一回目はパリ旅行の定番、ヴィンテージフリーマーケットに調査という名のショッピングへ行ってきました。
世界のフリマから Paris編 「Violette Sauvage」でショッピング&おしゃれスナップ
Violette Sauvageはファッショナブルなフリーマーケットを主催しているグループ。毎月のようにパリのどこかでイベントを行っています。
今回の会場はバスティーユからほど近いパリ11区Palais de la Femmeという1962年建造の救世軍の立派な建物。
主催者から午後はすごく並ぶと伺っていたのに、誰もいない!と思ったら、フリーマーケットの入り口は裏側。なるほど土曜日の午後、ちょうどランチタイムを過ぎた14時頃とあって、想像以上の超長蛇の列です。並びたくない場合は午前中か閉館間際がオススメ!入場料は2€です。
Violette Sauvageが面白いのは、レトロなヘアスタイルにしてくれるヘアサロン、1分1ユーロ〜のマッサージコーナー、はたまたタロット占いまで!ショッピングブース以外も充実しているところ。
人気だったのはタトゥーのブース!フリーマーケットでお買い物ついでにタトゥーを入れてしまえる気軽さって、斬新です。日本とは違って、こちらでは特にタトゥーがタブーという感覚はないようで、可愛いカフェのバリスタさんから郵便局のお兄さんまで大小彩り様々な紋様で飾られています。お国柄の違いを感じますね。
さてさて、もちろんお洋服も充実の品揃いです。
ママンのお古の〈KENZO〉や〈Sonia Rykiel〉、フレンチブランドが並んでいるブースがあったり。
〈Sandro〉や〈Maje〉、〈Claudie Pierlot〉に〈A.P.C.〉など今すぐ使える比較的新しい品揃えのお店もあったり。
主催者のエロディーに話を聞いて見ると、出店希望者はまずエントリーの際に、自分の商品の中から一番高級なブランドと庶民的なブランドそれぞれ5ブランドづつ申請しないといけないそう。それからエントリーシートのバランスを見て、出店者をセレクトするんですって。さらに本当に申請したブランドのアイテムを扱っているか、主催メンバーできちんと一軒一軒確認しているとか!もちろんコピー商品は禁止。リアルファーも扱っていません。選び抜かれたショップのみが出店できるということで入場料を払うだけの価値もあります。
さらにメイドインフランスの若手クリエーターブランドも積極的に応援しています。これから人気になりそうな才能を青田買い。アクセサリーなどは10ユーロ〜と、プチプラアイテムがたくさんありました。
それでは最後に会場で見つけたオシャレさんのストリートスナップを、どうぞ!
タバコ休憩中をキャッチしたジャスティンはフランチブランド〈Cacharel〉でのスタイリスト。この日はショッピングではなく、出店者として参加中でした。
ロンドン出身のアナベルは〈TOP SHOP〉のギンガムチェックパンツにマルチカラーのマフラーがアクセント。どことなくイギリスっぽいスタイリングでキュート!
笑顔がとびきりチャーミングで思わず声をかけたノラはパリのアート学生。
いかにもパリジェンヌなシックなスタイリングのゾー!
今回のフリーマーケットはさっぱりしたファッションの方が多い印象でした。引き続きパリのストリートスナップやローカル情報お届けしていきます!GINZA 12月号のヴィンテージ特集もチェックしてみてください!
Ciao!
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黒田七生
パリ在住フォトグラファー。パリ大学でアートの勉強をしつつ、フォトスタジオで修行中。ファッションウィークのバックステージやストリートスナップを撮っています。今シーズンはウクライナの首都キエフのファッションウィークにも行ってきました! @nanao.kuroda
https://septseptzero.wixsite.com/nanao
Text&Photo: Nanao Kuroda