「極私的な趣味に走ってすみません」(弊誌編集長)
〈デンハム〉と弊誌編集長中島敏子がコラボした、〈GINZA SIX〉だけで買えるカプセルコレクションが登場! 編集長偏愛のバンド「四人囃子」の曲名から連想したユニークなネーミングにも注目です。
「極私的な趣味に走ってすみません」(弊誌編集長)
〈デンハム〉と弊誌編集長中島敏子がコラボした、〈GINZA SIX〉だけで買えるカプセルコレクションが登場! 編集長偏愛のバンド「四人囃子」の曲名から連想したユニークなネーミングにも注目です。
BP for
〈OMATSURI〉
「おまつり」
ボタンピアス
片耳仕様の3WAYイヤカフ付きピアス。デニムパンツに使用しているオリジナルボタンと、流れるようなチェーンが横顔に華を添える。
ピアス ¥16,000、シャツ ¥27,400(共にデンハム | デンハム・ジャパン)
DRESS for
〈DON’T SWIM, NESSIE〉
「泳ぐなネッシー」
ドレス
シャツとスカートはボタンで取り外しが可能で、セパレートでも着られるドレス。ボトムのスカートは、色の異なるデニム生地をランダムに組み合わせ、波のような動きがキュート。シャツの襟はリーフ柄の箔プリントが、輝くアクセサリーのよう。
ワンピース ¥60,000(デンハム | デンハム・ジャパン)/ブーツ ¥55,000(サンダース | グラストンベリーショールーム)
COAT for
〈TOUCH AND GO〉
「一触即発」
コート
襟と袖口に使用したデニムのブルーと、肩から背中に付いたメッシュのストームフラップがアクセント。ウエストと裾のアジャストで、ボリュームを調節できる。
フィッシュテールのロング丈コート ¥75,000、デニムパンツ ¥27,400(共にデンハム | デンハム・ジャパン)/ブーツ ¥55,000(サンダース | グラストンベリーショールーム)
JUMPSUIT for
〈NASUCHA〉
「なすのちゃわんやき」
ジャンプスーツ
コンパクトなトップにワイドシルエットのパンツがクールなオールインワン。バックスタイルのウエスト部分には飾り金具付き。
オールインワン ¥50,000(デンハム | デンハム・ジャパン)/ブーツ ¥55,000(サンダース | グラストンベリーショールーム)
これらのアイテムは4/20オープンのGINZA SIX内の「デンハム GINZA SIX」のみで発売。
問い合わせ:
デンハム・ジャパン
☎03-3496-1086
Photo: Naoto Kobayashi
Styling: Itsumi Takashina
Hair&Make-up: Mika Iwata (mod’s hair)
Model: Kasumi
Text&Edit: Chizuru Oba
ちょっと待った!
「ところで洋服の不思議な名前の謎解きを…」
ピンポン玉の嘆き
レディ・ヴァイオレッタ
空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ
おまつり
カーニバルがやってくるぞ
一触即発
泳ぐなネッシー
なすのちゃわんやき
無事に洋服の撮影も終わった…とほっと一息して、ふと見ると、 なにやら不思議な名前が洋服につけられているじゃないですか。 なにこれ?……と、編集長を問い詰めてみたら、 唐突にあふれんばかりの情熱で日本のとあるミュージシャンの話を熱く語り出したのでした。ところで20代の若いしょくん! 「四人囃子」という名前を聞いたことありますか?
「そもそも四人囃子って誰ですか?」
ですよね〜。はい、若いしょくんは知らないと思うのですが、私(あ、こんちわ。GINZA編集長のナカシマです)の青春時代は、四人囃子とともにあった、と言っても過言ではありません!
この話、長いけどいい?(スタッフ: ダメです)。ですよね〜。では簡潔に。
四人囃子は1971年に結成された日本の伝説的なロックバンドです。プログレと言われますが、ポップなメロディと独創的な歌詞による世界は、あきらかにプログレという範疇を超越していました。
中央線沿線で育った耳の肥えた幼なじみボーイズが、何回かメンバー交代を経てたどり着いた、とびきり上等の日本語のアヴァンギャルドな世界観は、唯一無二の魅力がありました。特に『一触即発』『ゴールデン・ピクニックス』から『プリンテッド・ジェリー』あたりは脂の乗り切った最強期。女子校の友人たちと「屋根裏」(渋谷のライヴハウス)に何度通ったことか…いわば“追っかけ”ですね。私はギター&ヴォーカルの森園勝敏さん担当で、たまたま名前が1文字かぶってることから「森園勝敏子」というペンネームを使ってました。友人たちにもそれぞれ「推しメン」がいて、昼休みはメンバーの妄想話でキャーキャー盛り上がったなあ…。
なんていう青春の思い出を勝手にコラボ商品につけてしまい、もう誰にお詫びしたらいいんだかよくわかりませんが、「ああ、大人になってよかった!」とつくづく思いました。ちなみに先日「なんでそんなに四人囃子が好きなの?」と聞かれて、よく考えてみたのですが、ノンシャランなところですかね。でたらめにテクニックがあるくせに、それを誇示することもなく、愛だの恋だの言わず感情の起伏がないスーパードライな世界観が、東京生まれの女子高生を夢中にさせたような気がします。
中島閣下
これをきっかけに東京の女の子たちは皆、四人囃子に夢中! …なんて時代が来ないかしら…。うそです大丈夫ですごめんなさい。