編集者・ライター 渡部かおり(以後、渡部):も、元カレからもらった財布……!
GINZA:ざわ……ざわ……。
渡部:できればいい思い出だけ胸にしまって、浄化させたいところですね。
GINZA:財布って一回買うとなんだかんだ長く使いますよね。次こそは自分のお気に入りを選びたいというお気持ち、共感します。
スタイリスト 榊原優佳:小さいお財布ブームはまだまだ健在です。もはや現金を入れるスペースはなく、カードしか入らないものも見かけるようになってきました。私も100%カード生活なので(デビッドカード最高!)もう次に買うお財布はカードケースのみでいいかも、と思っています。現金は少しだけポーチに入れておけばOK。<バレンシアガ>に優秀なアイテムがあると聞きましたが……。
渡部:まさに、私がかれこれ三年以上愛用しているのが<バレンシアガ>の三つ折りミニ財布です。これは猛烈におすすめしたい一品! 私は黒のエンベロープ型を使っています。
GINZA:かなりコンパクトに見えますが、収納力はいかほどでしょうか?
渡部:ちょっと待ってくださいね……今、確認しますと、手のひらサイズでありながら、カードは12枚入れています。キャッシュレス化が進み、お札はあまり多くは入れませんがしっかり入ります。レシートをパンパンに入れてしまうと三つ折りができずに、開きっぱなしの長財布状態になるため、領収書類をこまめに整理できるのも◎。
スタイリスト 早川すみれ(以後、早川):それ分かります。小さい財布はレシートや領収書が物理的にためられないので、帰宅後財布の中を整理をする習慣がつきました。
渡部:パンパンになる前に500円貯金をしたり、小銭を使い切ろうとする習慣ができるのもこれまた利点です。平日、週末、そして旅先。どんなシーンでもこの財布一つで快適に使い回せます。
GINZA:<バレンシアガ>三つ折り財布、万能説……! ほかにおすすめがある方はいますか?
早川:私が使っているのはいただきものの<itti>のお財布です。品質の高いレザーが使われているので傷がつきづらく、小銭も取り出しやすい優れものです。
GINZA:これだけ高級感があって、2万円台のアイテムもあるのは嬉しい!
スタイリスト 木村舞子:私は、実用性と見た目のミニマルさ重視で<コム デ ギャルソン>の二つ折りを愛用しています。三つ折りタイプだとカードが入り切るか不安だし、長財布では大きすぎる……。ラグジュアリーブランドの財布もデザインによっては求めているサイズ感より一回り大きいことが多いので、個人的にはギャルソンが現状ベストです。
GINZA:たしかに、持ち歩くカードの枚数にも左右されますね。ご自身のライフスタイルと照らし合わせつつも「コンパクトサイズは死守!」が、2020年の財布選びの潮流と言えそうです。