05 Jan 2021
GINZAオシャレ相談室 Vol.26「”エプロン着用マスト”の職場でオシャレを楽しむには?」

読者のオシャレに関する悩みをWEBで募集。見習いエディターMがGINZA編集部まわりの先輩エディター、スタイリストさん、ヘアメイクさん達の協力のもと解決策を考えます。今回は日々、エプロンをつけて働く図書館員さんからのお便り。
エプロンファッション、どう楽しむ?
図書館で働いています。勤務中はいつもエプロンをしているので、せっかくかわいいトップスを着ていても見えません(笑) どういった点を工夫すれば、もっと職場でファッションが楽しめるでしょうか。ちなみに厳しい決まりなどはなく、トップスはなんでもOK。ボトムスはジーンズ以外、靴は動きやすいものを、といった感じです。同僚には、華奢なピアスやネックレスをつけている人もいます。
25歳・図書館勤務
「最近は詩集(谷川俊太郎、萩原朔太郎、尾形亀之助)にハマっています。東京にきて3年目、近ごろは観葉植物を増やして家を植物園みたいにしたいと思っています」
GINZA:上半身をいくらキメてもエプロンで隠れてしまう……。さて、しばりがあるなか、いかにコーディネートしましょうか!
編集者・ライター 渡部かおり:アクセサリーや靴選びがキモですよね。私ならやっぱり、スニーカーのオシャレを楽しむかなと思います。仕事中の歩きやすさや疲れにくさを鑑みて、渋好みならば〈ニューバランス〉の1700とか、足元にポップな華やかさを欲しているなら〈ナイキ〉のエアマックスシリーズとかでしょうか。〈アディダス〉ならオズウィーゴシリーズかな。
スタイリスト 榊原優佳:最近はソックスひとつとっても、シアー、チュール、ベロア、と様々なタイプがあります。私が質問者さんだったらソックス収集家になっちゃうかも。自分だけに分かるちょっとしたこだわりがあるのって楽しいですよ〜。
GINZA:同じシューズでも靴下を変えるだけで全然印象が変わりますよね。ちなみに、スニーカーラバーの渡部さんにはこちらの記事でも推しスニーカーを紹介いただいています!
スタイリスト 早川すみれ(以後、早川):私なら、あえてエプロンを主役に制服のようなワークテイストコーディネートに挑戦します。たとえば、エプロンと同じ色のインナー、ジャケット、パンツで、ワントーンのスリーピーススーツのように着こなしたり……!
GINZA:おおっ! 素敵ですね。
早川:これはもし自分の職場がエプロン必須だったら、まずやってみたいスタイリングです(笑)。実は私服でもエプロンを使うことがあって。〈テリアカ〉の白いエプロンポーチを同系色のボトムにあわせて、真っ白コーディネートを楽しんでいるんです。
GINZA:エプロンが急に上級者向けオシャレアイテムに見えてきました! おすすめブランドはありますか?
早川:そうですね。〈MHL〉のワークテイストなセットアップとエプロンをあわせてもいいと思いますよ。 あと〈マルト〉というブランドのワークスタイルがとってもかわいいので、ぜひ参考にしてほしいです。
スタイリスト 木村舞子(以後、木村):職場に特別厳しい決まりがないなら、さりげないデザインのピアスやイヤカフなどアクセサリーで遊んでみるのもよさそうですよね。
早川:うんうん、ワークスタイルに〈コム デ ギャルソン〉のシルバーとパールのコンビネックレスをあわせたりしても素敵ですね。襟にデザインがある服をあわせて遊んでみるのもおすすめです。
木村:あとは、実際にエプロンスタイルで働くオシャレな人に学ぶのもひとつの手!
GINZA:フィールドワーク(!)いいですね。
木村:原宿のフラワーショップ〈The Little Shop of Flowers〉の店員さんは参考になりますよ。いつもかわいいなと思って見ています。
GINZA:わあ……! オシャレエプロン店マップ(?)とか、原宿〜代々木上原界隈でつくってみたい(妄想は広がります)。過去特集 #センスあふれる東京の花屋 も要チェックですよ〜!
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スタイリスト 木村舞子
百々千晴氏に師事し、独立後は雑誌や女優のスタイリングを手がける。ベーシックアイテムを主軸としたスマートなスタイリングが得意。
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スタイリスト 榊原優佳
飯田珠緒氏に師事し独立。雑誌やカタログを中心に活躍している。愛称はローズ。アシスタント募集中。
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スタイリスト 早川すみれ
2011年スタイリストとして独立。文化庁の支援を受けベルギーでダンスカンパニーの舞台衣装に関わる。雑誌、広告、シアターとジャンルレスに活躍。現在、アシスタント募集中です!
Instagram: @sumire-hayakawa-stylist
編集者・ライター 渡部かおり
編集プロダクション「FW」主宰。2020年6月「THE SHE」をスタート。出版社勤務後、ロンドンでのライター業を経てフリーランスの編集者として独立。ファッション雑誌、広告ビジュアル、カタログ制作に携わる。コラムや本の執筆も。GINZAmagで「編集者・渡部かおりの「かわいい」ゼミナール」を連載中。
Instagram: @fwpress
Illustraiton: Izumi Okaya Text: Saki Masuda Edit: Karin Ohira Cooperation: Kaori Watanabe, Maiko Kimura, Sumire Hayakawa, Yuka Sakakibara