GINZA:上級者向けアイテムという印象が強いスカーフ。皆さんはどんなふうに使っていますか?
編集者・ライター 渡部かおり(以後、渡部):あー、私も色々トライしてみた過去がありますが、なかなか難しいですよね。頭に巻けば色黒・濃い顔ゆえ、季節問わずに顔周りのみ東南アジアのリゾート感が出てしまう。首元に巻けば、がっしりとした骨太体型ゆえ、仮面ライダー系のまったく望んでいない力強さが出てしまう……という始末。全然、馴染まないんですよねー。
GINZA:(仮面ライダー系……!)首に巻けども巻けどもなんだかしっくりこない、という方多そうです。
スタイリスト 木村舞子(以後、木村):いっそ、ベルトループにベルトと一緒に通すだけ、というのはいかがですか? 折りたたんだスカーフを後ろ側から前に通して、端は結ばずそのまま前でたらしてみてください。
GINZA:これ、デニムでもチノパンでも差し色としてかわいくまとまりますね(巻きながら)。ベルトループが広めのパンツを選ぶとよさそうです。
スタイリスト 榊原優佳:小さめサイズのスカーフだったら、手首に巻くのはどうでしょうか。ほそ~くねじって、結んだあとはひら~っとさせてください。秋冬、ボリュームのあるニットの袖から、柄物スカーフがちらっと見えていたら……最高にかわいいですよね!
スタイリスト 早川すみれ(以後、早川):これからの時期だと、首元が寒く感じたときにもスカーフは活躍します。コートやジャケットの上からさらっとレイヤードしてみてください。首にきっちり巻き付けずとも自然にまとまりますよ。スカーフの対角線上の両サイドに型結びを一つ作ると、動き回ってもするする抜け落ちることがなくなりおすすめです。
木村:あと、個人的には<エルメス>のルックブックを参考にすることが多いです。ブックは、<エルメス>直営店の店頭で見せてもらうことができますよ。
GINZA:スカーフといえば、のエルメス。 高級ブランドだけにハードルが高く思えますが、カタログには意外にも取り入れやすいコーディネートが多いのですね。
木村:デニムのセットアップに合わせたり、ただ首からかけてペラっとたらしてみたり。「気負って無いってまさにこのことでは!」と思います。
早川:応用編としては、Tシャツやトップスの上から大判スカーフをたすき掛けにしたり、ビスチェっぽく巻くのもおすすめですが、難易度はやや高め……?
渡部:柄選びも、実は重要ですよね。私は、トライ&エラーを繰り返した結果、バンダナ柄を選ぶとサイズや素材関係なく、「無理してる」感がなくなるという発見をしました。質問者さんも古着好きならば、きっとバンダナ柄に馴染みがあるはずです。私もよく古着屋でネイビーのバンダナを買ってますから!
木村:結局何より大事なのは、自分なりのかわいいと思うバランスを見つけることですよね。巻き方などのハウツーは、極論気にしなくてよいかと!
GINZA:手首やウエスト……まずはどんどん巻いてみて、気持ちよいバランスを見つけたいですね。(とはいえ、こなれた巻き方も気になるという方にはこちらの記事をどうぞ)