読者の皆様、初めまして。Photographer、Stylist、Writerをやっている島添博子と申します。
私の母は、老舗子供服ブランド〈Shirley Temple〉のプレスディレクターを20年以上務めたのち独立、原宿に子供服のセレクトショップ〈Baby Ribbon〉をオープンという経歴の持ち主で、私は、生まれた時からずっと’’子供服の世界’’で育ち、今は、母を継いで〈Shirley Temple〉のビジュアルディレクションをやっています。
高校生の頃、雑誌『Olive』で見た某モードブランドのワンストラップの靴が欲しくなったのですが自分のお小遣いではとても買える値段ではなかったので母に相談したところ、「デパートの子供靴売り場に行きなさい」と言われ行ってみると、とても似た靴が1万円以内で売られていました。サイズも24cmまで揃っていました。(手荒く!?)使用する子供のことを想定してか、革も縫製も上質かつ丈夫に作られていて、長年愛用したものです。
それ以来、子供服を日々のコーデに取り入れるようになりましたが、よく「どこの?」と聞かれ、「子供服」と答えるとたいてい驚かれます。
そんな私が今回提案するのは、「大人の『子供服』の楽しみ方」。
子供服は(ブランドによりますが)、身長150cm、160cmのビッグサイズがあり、子供服が故、素材、縫製が厳しく審査されるので、着心地もよくシルエットもきれいで上質なのです。そして、子供ならではの遊び心いっぱいのデザインは、大人のブランドでは実はなかなか出会えません。
第一回目のテーマは「Bonpoint×TOKYO BRAND」。
先日、銀座に路面店がオープンしたばかりの、おなじみパリの高級子供服ブランド「Bonpoint」に、3つの東京ブランドの最新コレクションををミックスしてみました。モデルは遠藤新菜さん。
〈Bonpoint × UNDERCOVER〉
〈Bonpoint〉のブランドアイコン「チェリー」の総柄ニット&ベレーに、〈UNDERCOVER〉のフロッキーロングスカートにポンポン勲章をちりばめて。子供服ならではのサイズ感ニットに、ボリューミーなスカートは相性よし。
チェリー柄ニット ¥31,000 チェリー柄ベレー ¥15,000(ともにYAM Bonpoint|ボンポワンジャポン(株))
ロングスカート¥60,000 (スカートにつけた)ボンボン勲章 各9,000 ハチチョーカー ¥24,000 リボンベルト ¥28,000 スパイダーリング 各¥24,000 ファーキーホルダー ¥22,000 レザーロングブーツ ¥100,000(ともにUNDERCOVER)