春の陽気に誘われてアイスクリーム屋さんに入ったんですよ。店内は若者たちで賑わっていて、おじさんが紛れ込んじゃってすみませんすみませんという気持ちで、ベリーがこれでもかと入ったアイスに舌鼓をうっていたわけです。
隣のテーブルには中学生くらいの男の子と女の子。耳に飛び込んできてしまう会話の断片からすると、初デートのよう。アイス屋で初デートいいよなあと、カップルをチラ見するとふたりは同じスニーカーを履いていました。
男の子のスニーカーのほうが少しくたびれていたので、もともと履いていたものを、女の子が追いかけて買ったのかなぁ、なんてホッコリしたりして。
すると今度は高校生くらいのカップルが入ってくるのが見えました。え、またスニーカーがいっしょ!え、そうなの?豊島区あたりの中高生はペアルックじゃなくペアスニーカーでデートするって流れになってるの??
たしかにそれはいいアイデアだ。スニーカーは自分のアイデンティティを発揮するのにうってつけのアイテム。そして男の子が履いてても女の子が履いててもまったく不自然じゃない。スニーカーって特別な存在なんですねえ。
さてさて大人のみなさんには、セルジオ ロッシのいかすスニーカーどうでしょう?スタッズだらけなのに、どこかエレガント。ペアで履いてとは言わないけれど、この特別なスニーカーで特別な相手と特別な1日をどうぞ。