なんやかや忙しくて、愛猫としっかり向き合って遊ぶことなく数カ月を過ごして、ある日まじまじとその姿を見ると、太ってました。ぽってりとしたおなかで涼しい廊下の床に寝そべっていました。
でまあ親バカ的に、これはこれでかわええな、と思ったんです。ポヨポヨのおなか、さいこう、と。
しかしまたある日、なんのきっかけだったか愛猫を見ている時に「このおなかに、もし毛がなかったら……」と想像してしまったんですけど、か、かわいくなかったですね。正直にいえば、キモいな、と。おっさんやんけと。
わかりますか。ここで得られる知見は、毛が生えているとたいていのものはかわいくなるということです。ビールっぱらがこれ以上どうにもならなくなったら毛をみっしりと生やすほかない。そう決意しました。
ところで、決して無いことをたとえる言葉に、亀に毛が生えるほど、兎に角が生えるほど、という言い回しがあります。亀は万年生きるとボーボーに毛が生えるみたいなんですけど、見たくないですか。兎に角はいらない気がしますけど。
そんなわけでUGG®からファーがもっこもこのスリッポンです。はい、かわいい〜。
UGG®は冬のブーツの印象が強いけれど、こんなに軽やかなペールトーンのスニーカーもあるんですね。秋よ、早よ来てくれと願うシューズです。