27 May 2022
ケリーがユーモラスにオペラを歌う!? 〈エルメス〉シアターが東京で幕開け

〈ケリー〉がオペラを歌う!? 6月12日、エルメスシアター『LA FABRIQUE DE LA LÉGÈRETÉ―軽やかさの工房』が世界に先駆けて日本で幕を開ける。アーティストたちの「手」が織りなすダンスやライブ映像など6幕から成るイベントは、予約制・入場無料。
〈エルメス/HERMÈS〉を特別にする要素は数多くあるけれど、その一つと言えるのが“年間テーマ”の存在。1年の始まりにテーマを発表し、年間を通してそれにインスパイアされたクリエイションを展開しているのだ。長い歴史を持つメゾンを新鮮な視点で見つめ直すために欠かせないものであり、エルメスを支えるデザイナーや職人たちにとっての“羅針盤”でもある。そしてアーティスティック・ディレクター、ピエール=アレクシィ・デュマによって選ばれた2022年の年間テーマが、『もっと軽やかに』。このテーマを体現するシアター型イベントが、6月12日より六本木 東京ミッドタウン・ホールで開幕するというわけだ。
“軽やかさ”を表現する詩的な旅へと観客を誘うのは、ベルギー出身のデュオ、映画監督であり演出家のジャコ・ ヴァン・ドルマル&振付家のミシェル・アンヌ・ドゥ・メイと、ダンスカンパニー・アストラガルによるパフォーマンス。
レザーを縫い合わせる職人の繊細な手や、カレの縁を丸める手の軽やかさ、香水のニュアンス……。メゾンの職人たちのように卓越した手のしぐさで、心温まる愉快な6幕のファンタジーを描き出す。
指人形が優雅に動く小さなサーカスの円形ステージや、青空の下で寄り添う恋人たちのダンスパフォーマンス、エルメスのバッグ〈ケリー〉たちがユーモラスに歌うオペラなどが披露される。 © Benjamin Schmuck
そして今回のイベント、世界に先がけ、日本で初めて一般公開となる。期間は6月12日(日)から21日(火)まで。入場予約は、5月27日(金)から受け付ける。エルメスが描く遊び心と軽快さを心ゆくまで堪能できるこの機会をお見逃しなく。
東京で開幕したエルメスシアター『LA FABRIQUE DE LA LÉGÈRETÉ―軽やかさの工房』の様子
エルメスシアター 「LA FABRIQUE DE LA LÉGÈRETÉ ― 軽やかさの工房」
会期: 2022年6月12日(日)~6月21日(火)*6月14日(火)休
時間: 13:30/15:15/17:30/19:15 1日4回入替制
会場: 六本木 東京ミッドタウン・ホール 107-0052 東京都港区赤坂9-7-2
入場無料・予約制
問い合わせ先: 0120-375-040 (11:00-20:00)
Text: GINZA