14 Feb 2021
「エルメス表参道店」がオープン!竹宮惠子氏とYOSHIROTTEN氏によるアートにも注目

2021年2月28日(日)に〈エルメス〉の路面店が表参道にオープン。店内での記念展示や日本の伝統を取り入れた店舗デザインやアートも見逃せない。
漫画のコマ割りを背景に、馬を走らせる中世の貴族や〈エルメス〉の象徴的なオブジェが描かれた店舗の壁面を、もう目にした人もいるのでは?
今しか見ることができない、このビジュアルを手掛けたのは、漫画家・竹宮惠子氏とグラフィックアーティスト・YOSHIROTTEN氏。吹き出しの中に書かれた「2月28日が待ち遠しい!」というセリフは、まさに私たちの気持ちを言葉にしているかのよう。
1961年に日本で初めて〈エルメス〉が紹介されてから1979年に丸の内店、2001年に銀座メゾンエルメスがオープンし、待望の表参道店は国内で29番目のストアとなる。
店舗設計をしたのは、パリの建築設計事務所RDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・アンテリユール社)。表参道ができた当時に作られた石垣が残る場所に建てられ、店内は表参道周辺の自然をイメージした素材やデザインが落とし込まれる。
竹林を彷彿させるファサードから奥に進むと、パリのフォーブル・サントノーレ店と同じく、エクスリブリス(蔵書印)をモチーフにしたモザイクタイルがお出迎え。
正面右手のウィメンズシルクのコーナーでは、京森康平氏によるスカーフ『デュオ・コスミック』が世界に先駆けて発売される予定。オープンの時のウィンドウディスプレイも同氏が制作する。
店内には、木の羽目板や竹の寄木細工が取り入れらた壁や、畳を想起させる緑色の石が敷かれた床など、随所に日本の文化を感じさせる仕掛けが。表参道店のために織られた、森の苔のような色のラグが置かれた場所もあるそう。また、階段の吹き抜けには竹工芸作家・本田聖流氏が制作した、無限のメビウスや雲の形から着想を得た彫刻作品の展示も。
今回のオープンを記念して、デザイナー・
ファッションの街、表参道の新名所になりそうな「エルメス表参道店」。メゾンが織りなす新しい世界観を感じに、ぜひ足を運んでみて。
【エルメス表参道店】
オープン予定日: 2021年2月28日(日)
住所: 東京都渋谷区神宮前5-7-20
営業時間: 11:00~19:00(水曜日定休)
Tel: 03-6712-6612 *2月28日より開通
Text: GINZA