©Nacása & Partners Inc.
2021年から世界各都市を巡回中の展覧会「エルメス・イン・ザ・メイキング」が、2022年ついに日本で開催された! メゾンのクラフトマンシップに触れるイベントの開催地に選ばれたのは、日本のさまざまな伝統文化が息づく町・京都。
©Nacása & Partners Inc.
2021年から世界各都市を巡回中の展覧会「エルメス・イン・ザ・メイキング」が、2022年ついに日本で開催された! メゾンのクラフトマンシップに触れるイベントの開催地に選ばれたのは、日本のさまざまな伝統文化が息づく町・京都。
1837年の創業以来、職人の手仕事が創り出す、とびきり美しく、上質で、奥深いクリエイションで人々を魅了してきた〈エルメス〉。メゾンを支えるのは、世界中に点在する52の工房で働く6,000人以上の職人の存在だ。
2022年11月末、京都市京セラ美術館にて6日間限定で行われた「エルメス・イン・ザ・メイキング」展では、“メチエ”と呼ばれるエルメスの各製造部門を代表する職人が、愛用する道具や素材と一緒にフランスからはるばる来日! 彼らの手仕事にフォーカスし、メゾンの原点でもある馬具からカレ、グローブまで、さまざまなオブジェが“できるまで”のビハインドザシーンを特別に公開した。
美しいオブジェを作り出す職人たちの“しぐさ”に魅了された本展。製作過程の実演のほか、皮革職人の道具を用いた楽器の演奏や、ぬり絵といった遊び心あふれるワークショップ、そして持続可能な発展への取り組みを描いたドキュメンタリー映像「Footsteps across the World 世界をめぐる足跡」(フレデリック・ラフォン監督)の上映も。またトークショーでオリヴィエ・フルニエさん(エルメス インターナショナル エグゼクティヴ・バイス・プレジデント)による 「職人としての仕事はソフトスキルが好きでないと、情熱がないと続かない/エルメスの曲を演奏する。その演奏の仕方は自由である」という発言は印象的だった。
〈エルメス〉の手仕事、匠の技、ものづくりを多角的に体感できたスペシャルなイベントでした。