一年でもっとも過ごしやすいと言われるこの季節、ファッション業界はパーティーやイベント、展示などが目白押し!素敵なものがあると聞けば、西へ東へ、どこへでも駆けつけるGINZAスタッフの「キラキラ」レポートシリーズです。
☆ヘルノ☆深まる秋のキラキラを求めて(vol.10)ヘルノ 青山店がリニューアル。カクテルパーティーに潜入
ボンジョールノ!みなさん、イタリアと聞いて何を思い浮かべますか?小学生の頃の私は「カルボナーラ」「ミラノ風ドリア」などなど、ファミレスのパスタの種類と、『スーパーマリオ64』で3Dのマリオが発する「マンマミーア!」くらいしかイタリアのことを知りませんでした。すみません、例えが庶民的で…。しかし、大人になるにつれ、イタリアの上質な物を知るようになっていくんですねえ。しみじみ。
本日のキラキラは〈ヘルノ〉青山店 リニューアルオープンを記念したカクテルパーティーです。1948年、ミラノの北に位置する湖畔の町、レーザで創業した〈ヘルノ〉。創業時はレインコートのブランドですが、現在では高い技術とイタリアらしい上質な素材使いで、性別を超えて世界中で愛されるアウターブランドに。
11月号のGINZAでも可愛く、そして暖かく。紙面に登場していますよ。
グッドガールな装いに、さらっと羽織った深いグリーンのダウンがキュート。
湖畔で創業、レインコートを作っていたり、などなど、何かと水と関わりが深いヘルノ。広々とした店内には、いたるところに「水」をキーワードにしたディスプレイが。(ピッティ・ウオモのスナップ常連〈ヘルノ〉のCEO クラウディオ・マレンツィもイタリア語で「お・も・て・な・し」している!)
メインのディスプレイには、各国のメゾンやファッション誌のビジュアルを多数手掛け、アートディレクターとして活躍する〈ピエール=ルイ・マシア〉とコラボしたハッピーなプリントのアウターが並ぶ。あのシルクスカーフの華やかさがジャケットに。
刺繍の柄をプリントで表現したカラフルな花柄(上)に、切り替えが楽しいミックス迷彩柄(下)、どちらもユーモアがあってエレガント!イタリアらしいプリントです。冬のアウターは重い色になりがちがけど、こんな楽しい柄のアウターがあれば寒い冬も楽しく過ごせそう。
そしてちゃっかりと、いただきましたよ!キンキンに冷えたイタリアピエモンテ州チェレット「ブランジェ」の特別なヘルノラベル。蜂蜜のような甘い香りのヴォーノな白ワインでした。(ワインは詳しくないので、ソムリエさん間違っていたらごめんなさい!)ポルチーニのチーズボールや、フレッシュなブラータを使用したカプレーゼなどなど、イタリアらしい食材を使った見た目麗しいフィンガーフードも絶品。
「秋のキラキラにルネッサ〜ンス!」(意味不明)
店内奥には、暖炉や書籍に囲まれた広々としたリビングエリアが。ブランドを象徴するクラシカルなフランネル地のソファーはフッカフカで包み込まれるよう…。高級感あふれるイタリアブランドというイメージですが、店内は親しみやすさも感じるリラックスした空間に。レディース、メンズ、キッズアイテムが幅広く揃うのでご家族でもゆっくりお買い物ができそうです。
前述のGINZA掲載の〈7デニールダウンブルゾン〉を発見。ニュアンスのあるカラーが5色、上品な光沢のある生地が程よく主張して、首元のたっぷり感もちょうど良い。触れば驚きの薄さ&軽さ。冬のアウター重力による肩こりから解放されるには、ダウンの力が不可欠。今期注目のマスタード&ブラウンも良いけど、紙面で可愛かったグリーンも良い。定番ネイビーとブラックももちろんいい!ちなみに、内側のポケットに収納できるパッカブル仕様で言うことなし。ビバ〈ヘルノ〉!
先ほどからダウンをぶら下げている、気になるディスプレイにズームイン。
ブラウンのレザーベルトに、ステンレス製のフック。インダストリアルな佇まいながらも、ラグジュアリーでシック。ベルトは「伝統」を、フックは「モダニティ」を表現しているそう。こういったディテールにブランドの確固たるアイデンティティを感じますね。来年はブランド70周年を迎える〈ヘルノ〉。この冬、(美しくて軽い)イタリアの伝統とモダニティを羽織ってみては?
今日一番の「キラキラ」は、タウンユースにも人気の「ラミナーコレクション」。防水性、透湿性に優れたゴアテックス®を使用しつつ、アウトドアブランドには出せないなめらかで美しいライン。ロケ仕事がある業界人に大人気だとか。私も欲しい!
ヘルノ 青山店
住所: 東京都港区南青山5-4-48 Gビル南青山01 A館1階
tel: 03-6427-2480
営業時間: 11:00-20:00