24 May 2016
スペイン発のガールズ・バンド、HiNDS(ハインズ)をマークせよ!初来日ライブレポ

メンバーは、カルロッタ、アナ(共にVo.とGt.)、アデ(Ba.)そして、アンバー(Dr.)の元気な女の子たち。活動を開始して3年程ですが、ザ・ストロークスやザ・リバティーンズなど有名バンドの前座を務め、世界各地で注目を浴びている期待の新人です。
一度聴いたらクセになるガレージ・サウンドに乗せて、恋する女の子のリアルな気持ちを歌った楽曲。“やりたいようにやる”をモットーに、熱いハートで音楽と向き合う姿勢。そしてキュートなルックスが人気の理由。
弊誌でもお馴染みのスタイリスト、飯田珠緒さんも彼女たちに注目しているということで、その魅力を尋ねてみた。
「今っぽい、“ダサさ”というか。彼女たちの音楽はゆるくて、完璧じゃないのがいいんです。クリクリのヘアスタイルや、古着のアイテムを自分らしく着こなすファッションセンスもいいですよね」と、飯田さん。
そのファッションも真似したいものばかり。〈アディダス〉のジャージや、古着のスウェットを着て、足元はスニーカー。街のムードをぎゅっと詰め込んだおしゃれが最高にクールなんです。
instagram: @hindsband
と、前置きはそこそこに。
彼女たちの来日公演が行われるということで、ATもちゃっかりライブにお邪魔して参りました。
ライブ当日、会場の新代田FEVERを訪れてみると、駆けつけた熱心なファンで会場はびっしり埋め尽くされていました。それもそのはず、前売りの時点でソールドアウトになっていたんです。
メンバーがステージに登場するやいなや、オーディエンスから「可愛いー♡」の声援が。すると、はにかんだ表情を見せ、飾らない姿がまた可愛い!(デレっ)
冒頭では「HOLA〜!(こんにちはの意味)」とスペイン語で挨拶。ノってくると「オドロ〜ヨ、オドロ〜ヨ」と日本語で煽ったかと思えば、観客への感謝の気持ちを丁寧な英語で伝えていて、ギャップにイチコロ♡
前述したように、“やりたいようにやる”のがバンドのルールだけれど、それは決して“めちゃくちゃ”ということではないんです。短期間ながらも、ライブを重ねて培われた演奏力は予想以上に安定していて、可愛いだけじゃない、タフな一面も。数々の有名ミュージシャンを虜にしてきたのも納得!
ステージ中央に集まってミニ撮影タイムを設けるなど、サービス精神も旺盛なメンバー。仲良く並んで、ハイ、チーズ!
ハッピーなオーラに包まれながらも、4人から滲み出るパワーに圧倒された一夜でした。
7月号(6/12発売)の誌面では、さらに彼女たちに近づいて…♡ GINZAだけのセッションの様子をお伝えします!
HiNDS『Leave Me Alone』
3月に発売されたデビューアルバム。
来日記念盤としてリリースされたLPレコードは、ピンク色のヴァイナルにキュン♡
CD ¥2,200/LP ¥ 3,250(ともに税別)
Release from RED Project / Sony Music Entertainment
https://twitter.com/hindsband_jpn
http://hindsbandjpn.tumblr.com
編集AT
インディを中心に、ロックからダンスのレコードを収集するのが趣味。最近は、ブギーサウンドを得意とするNYのレーベル「ARCANE」に夢中。
Live Photo: MITCH IKEDA