環境への配慮、スタイルの追求、ブランドの精神の進化、コミュニティづくり… デザインだけではなく、その姿勢もかっこいいブランドをGINZAが厳選!
〈マリーン・セル〉〈コム デ ギャルソン・ガール〉〈ヴェトモン〉etc. 今季おさえたいブランドをピックアップ vol.1
マリーン・セル
ドレス ¥176,000(マリーン・セル | エムエイティティ)
ブランド設立間もない2017年に25歳でLVMHプライズのグランプリを獲得。三日月のモチーフが目印で、デビュー当初からヴィンテージなどを付加価値の高いものに作り替える「アップサイクル」や「REGENERATE(再生させる)」に自然体で取り組む。SF小説『デューン/砂の惑星』の世界観をイメージした右のドレスにはヴィンテージのスカーフをパッチワーク。GINZA10月号の来季についてのインタビューと、特製ステッカーもチェック。
コム デ ギャルソン・ガール
上左から ジャケット ¥60,000、プリントワンピース ¥49,000、ブラウス ¥25,000 下左から ジャンパースカート ¥55,000、ショルダーバッグ H15×W21.5×D7cm ¥35,000(以上コム デ ギャルソン・ガール | コム デ ギャルソン Tel: 03-3486-7611)
1988年にスタートしたメンズブランド、コム デ ギャルソン・シャツ内で展開していたウィメンズラインが2015年春夏に独立。丸襟、フリル、ハート、リボン、つりスカートといった少女性あふれるモチーフを前面に打ち出している。デザイナー、川久保玲が愛するそれらを極端に表現したとも思える各アイテムには強ささえ感じられる。
エムエム6 メゾン マルジェラ
左から ダウンジャケット ¥104,000、フリースジャケット ¥66,000、ナイロンジャケット ¥88,000(以上エムエム6 | ザ・ノース・フェイス | エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ Tel: 03-3408-8681︎)
1997年、コンテンポラリーなラインとして誕生したエムエム6。製品の背面には白い1本のステッチでラベルが縫い付けられている。メゾンのアーカイヴや象徴をカジュアルウェアに落とし込んでおり、今季はザ・ノース・フェイスとコラボレーションしたサークルシルエットのアウターを発表している。
ヴェトモン
キャップ ¥37,000、デニムパンツ ¥138,000(共にヴェトモン | ザ・ウォール PR Tel: 03-5774-4001︎)
2014年ブランド設立。ビッグシルエットのフーディや大胆なロゴ使いなどで「ストリート」ブームを巻き起こした。翌年にはクリエイティブ・ディレクターのデムナ・ヴァザリアがバレンシアガのアーティスティック・ディレクターに就任するなど飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、昨年9月デムナが退社。行く末が危ぶまれたものの、今季デザインチームが手がけたコレクションでその精神が確かに受け継がれていることが証明されている。