服装が「怖い女」として、GINZAでおなじみのスタイリスト・遠藤彩香さん。20-21年秋冬シーズンも強めアイテムを手なずけて、突き進む。今回は最新ワードローブを聞きました。
遠藤彩香
黒、モトクロス、柄で
秋冬ムードを先取り
「20-21年秋冬は、再び全身黒がかっこいい。〈バレンシアガ〉のショーを見て次は絶対黒だ、と確信。あらためて自分のワードローブから着たい黒をピックアップ。ジャケットとパンツは〈メゾン マルジェラ〉。チェーンのハーネスとシャツは〈コム デ ギャルソン〉。靴は〈プラダ〉。とにかく強くかっこよく」
「〈Charles Jeffrey Loverboy〉のチョーカーは、だいぶ前にECで買ったのですが、いまだ届かず。真夏は首が蒸れてダメージを受けるので、今すぐつけたい。スタッズの検品で、税関に止められているらしいのですが……」
「〈マリーン・セル〉のゼブラ柄ブーツも、パンデミックの影響で同じくデリバリーを待っています。早く柄ミックスのコーディネートに合わせたい!」
「〈ルイ・ヴィトン〉のスタイリングがすごく好きでした。モトクロススーツのディテールがちりばめられて、かつ未来的な世界観。ツボだったので、今すぐこの格好がしたい!と思い、数年前に買った〈ジュンヤ ワタナベ〉のパンツを引っ張り出してみました。トップは〈マリーン・セル〉、靴は〈ロエベ〉です」
「〈ドリス ヴァン ノッテン〉のゼブラ柄シャツ。コートが着られなくて悔しかったので、暑くても着られる半袖シャツを日本で買いました。いろんな動物柄とミックスしても面白く着られそうです」
「〈ドリス ヴァン ノッテン〉の虎柄コートは、20年春夏シーズンにパリで買ったのに、コロナウイルスのせいで、外に着ていくタイミングを失いました。夏を越えて涼しくなったら、他のアイテムもアニマル柄を合わせて、全身アニマル柄のコーディネートで着ます」
「前シーズンから引き続き、着たいスタイリングである全身ネオンカラー。東京にはかっこいいネオンカラーの服が少ないので困っています。〈ジュンヤ ワタナベ〉のTシャツを夏用に買ったので、しばらくは全身ネオンカラーか全身黒スタイルが続きそう。スタッズチョーカーも〈ジュンヤ〉、パンツは〈MM6〉」
遠藤彩香
スタイリスト。1年間のロンドン生活を経て、怖さ(?)もパワーアップ。出張先のパリで買いものすることが多いが、LN-CC、Farfetch、Mytheresa、Browns、END.などのECサイトも積極的に活用中。パンキッシュなアクセサリーも好物。
Photo: Ayaka Endo, Itoi Kuriyama Text: Mika Koyanagi