2019年11月23日(土)から恵比寿の「メゾン マルジェラ トウキョウ」にて、「アーティザナル」展がスタート。会場は、ミュージアムのような空間に。クリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノが創り上げる世界へ、いざ出発。
メゾン マルジェラがエキシビジョンを開催。ジョン・ガリアーノが創り出す世界へ
〈メゾン マルジェラ〉のクリエイティブ・ディレクターであるジョン・ガリアーノが手掛けた2019年春夏「アーティザナル」Co-edコレクション。今回、その世界観を存分に味わうことができる展示が恵比寿の「メゾン マルジェラ トウキョウ」にて開催される。
2014年10月にクリエイティブ・ディレクターに就任してから、オートクチュール、ウィメンズ・メンズのプレタポルテ、レザーグッズ、靴、アクセサリー、フレグランスと、あらゆるラインを展開し続けてきたジョン・ガリアーノ。
彼は〈メゾン マルジェラ〉に対してのクリエイションをピラミッドの構造に例えている。オートクチュールで提起するアイデアや技術が、ウィメンズとメンズのプレタポルテをはじめ、すべてのラインにろ過されていくデザインプロセスは、パルファン(香水の原液)がオードパルファンに、そしてオードトワレへと希釈されていくのに似ていると。そんな風に、ブランドのクリエイティビティと価値観は創り上げられ共有されてきた。今回の展示のメインビジュアルでも、オートクチュールのアイデア(=クラインブルー・プードルのモチーフ)がプレタポルテコレクションのアイデア(=ピンク・フラミンゴのモチーフ)へと進化する様子が表現されている。
展示される、新時代の“デカダンス”を追求した、2019年春夏「アーティザナル」Co-edコレクションでは世界のカオスな気分にフォーカス。デジタル化が進み、情報に溢れた今の世の中で、自分の記憶でさえも信用できるのか怪しいもの。本質を見極めていくことが問われる時代に“過剰”や“飽和”という概念を反転させることで、新たな欲望に繋がるのではないかと考えたという。
2019-20年秋冬「デフィレ」Co-edコレクションでアイデアをさらに進化させた、象徴的なルックもご紹介。
会場となる「メゾン マルジェラ トウキョウ」は期間中、ミュージアムのような空間に。主要なランウェイピースの展示、ショー動画の放映。さらには、2019-20年秋冬「デフィレ」Co-edコレクション、2020年春夏「アヴァン・プルミエール」コレクション、「グラム スラム」バッグや「タビ」シューズといったアイコンピースの一部も販売される。
ジョン・ガリアーノが手掛けるメゾンのクリエイションを目一杯堪能できる貴重な機会。ぜひ、足を運んでみて。