もの選びひとつにも独自のセンスや嗜好があふれている、男の愛用品。私たちが取り入れるうえでのアドバイスも聞いてみた。#ファッションのプロが愛用するアイテム
👗FASHION
スタイリスト/髙田勇人は〈N.ハリウッド〉のレザーシャツ。ファッションのプロが愛用するアイテム vol.5
N.ハリウッドのレザーシャツ
髙田勇人
スタイリスト
まだ着用から2年目で、このクタッとした風合い。裏地がメッシュ素材になった〈N.ハリウッド〉のシャツジャケットは、ロングシーズン活躍する涼しい仕様。
“育てる”楽しさに出合える
自分らしく“育てる”というメンズが好む服との付き合い方。これを一度味わうと、どんなトレンド服よりも手放せないワードローブに変わっていくという。
「購入後にできたシワやキズのひとつひとつを“劣化”と嘆くか、また“育ってきた証し”と愛でるか、服って捉え方ひとつです。このマインドセットができれば、服との付き合い方が劇的に変わるはずです」と髙田さん。
なかでも、経年変化が味わえるレザージャケットに対しては、人一倍の愛着を持っている。
「ひと言にレザージャケットと言っても、ライダースタイプや、写真のシャツジャケットなど、さまざまなデザインがあります。武骨なイメージから、女性からは敬遠されがちなアウターですが、長年愛用してきた経験からして、革が柔らかくて薄手のシャツジャケットならハードになり過ぎず、女性でも取り入れやすいはずです。
合わせるアイテムは、今ならストリートライクなスウェットとも相性が良く、フェミニンなドレスのハズシにも最適です。はじめは違和感があっても、我慢して着れば徐々に自分のカラダになじんでくる。まだチャレンジしたことがない方は、そんな育てるまでの苦労も、新鮮に思えるはずです」
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髙田勇人
1985年栃木県生まれ。祐真朋樹に師事し、2016年に独立。メンズを主戦場に、国内外のファッション誌やカタログ、アーティストのスタイリングを中心に活動。
Illustration: Tatsuya Koiso Text: Keiichiro Miyata