美しきタイムレスなワードローブ 〈マーレット〉と新たなクラフトマンシップとの出会い

2月1日、マーレットの日本版オンラインストアがついにローンチ。シルエット、テクスチャー、ディテールへのこだわりを追求しつつも、サスティナビリティなマインドを忘れないマーレット。コロナウイルスによるロックダウンの最中に実現した、伝統技法をオリジナルデザインに落とし込んだコラボレーションアイテムもお目見え。時代にとらわれず、日々自らをアップデートし続ける女性へ贈る、特別なワードローブたち。

PARADIS

繊細なギャザーにアイレットレースの切り替えが施された、ボリュームたっぷりのティアードワンピース。生地に使用されているマーレットの代表的な素材のピマコットンローンは、柔らかでなめらかな触り心地が特徴。「心地よい素材は着る人に自信を与え、気持ちを落ち着かせてくれるものだと思います。」裾にかけての幾重ものティアードが、着ている人の動作に呼応するかのように軽やかかつエレガントに揺れ動く。ブラックレザーのブーツと合わせれば、芯のある可憐なフェミニンスタイルに。

ドレス[PARADIS]￥58,000(マーレット|サザビーリーグ)

PARADIS SHIBORI

今回のエッセンシャルコレクションでは、テキスタイル・アーティストであるジェーン・カレンダー（Jane Callender）の作品をフィーチャー。ブランドの特徴でもあるスモッキング刺繍やアイレットレースなどの繊細なイメージを、絞り染めの技法で表現し、ワンピースのプリントに落とし込んだ。これにより、ベーシックカラーの「PARADIS（パラディス）」が、よりシックなムードにアップデート。さらには、伝統的な技法が生み出した模様とワンピースのモダンなデザインがクロスオーバーすることで、よりタイムレスなアイテムへと昇華されている。

ドレス[PARADIS SHIBORI]￥63,000(マーレット｜サザビーリーグ)

SOLIMAN SHIBORI

「SOLIMAN（ソリマン）」はファーストシーズンからラブコールの絶えない、ブランドのシグネチャー的アイテム。ひざ上丈だからチュニックとしても着用でき、レイヤードしてカジュアルな着こなしも可能。その佇まいにはエフォートレスなムードが感じられる一方で、深みのあるネイビー地からブルーの光がにじみ出てくるような絞り染めの模様は、女性の内に秘めた光り輝く力強さをも連想させてくれるよう。

ドレス[SOLIMAN SHIBORI]￥53,000(マーレット｜サザビーリーグ)

MAJORELLE

マーレットオリジナルのハンドスモッキング刺繍が施されたブラウス。セカンドコレクションより毎シーズン発表されてきた「MAJORELLE（マジョレレ）」に、今シーズンは新色ライトベージュが仲間入り。軽く柔らかな生地をつまんでオリジナルの柄を表現したスモッキング刺繍が映える。そこにレリーフ彫刻のようにも見える刺繍があしらわれることで、シンプルで女性らしいブラウスにどこかユニークな表情を与えてくれる。一枚でデコラティブな装いを楽しんで。

ブラウス[MAJORELLE]￥56,000(マーレット｜サザビーリーグ)

マーレットが教えてくれた 愛のこもったサスティナブル

デザイナー、マリーナ・コートバゥイ（Marina Cortbawi）は、使用する素材から工場で働く従業員まで、生産に関わる全てに配慮しながらクリエイションをおこなっている。

「私たちの全ての素材は、OEKO-TEX®(エコテックス®)認証されています。また一部のコットンは、BCI（Better Cotton Initiative）認定を受けています。使用するアルパカやメリノウールは、自然や環境に優しく、残虐な飼育方法を一切しないもののみ使用しています。」「その製品を作るすべての人が健康で幸せでなければなりません。スローで良質なファッションには時間がかかりますが、関わる人々を繋げ、コミュニティの維持にも役立ちます。手刺繍など、昔ながらの伝統の技術を守ることも重要。着る人も、関わった人たちの仕事とその価値に感謝できると思うのです。」（インタビュー記事：サスティナブルで気取らない〈マーレット〉のスペシャルなワンピースの秘密）

毎日の生活を共にするワードローブは、ポジティブなマインドを与えてくれる存在でもあって欲しい。マリーナの、女性たち、そして生産に関わった人々へのひたむきな愛は、マーレットの洋服に袖を通した者を優しく包み込んでくれるだろう。