あの映画のヒロインになりたい!『モア』

あの映画のヒロインになりたい!『モア』

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映画のヒロインが魅力的な理由ってなんだと思う?少なからずとも、ファッションは絶対に関係あるハズ!だって彼女たちの着こなしには、作品の世界観が詰め込まれているのですもの。

映画鑑賞はもっぱら自宅ののんびりタイム派、だけどお洒落でかわいい女の子が登場する映画チェックに余念のないスタイリスト早川さんによる、妄想シネマコーディネート企画。

第5作目は、地中海を舞台に、破滅してゆく若者たちを幻想的に描いた、美しくも恐ろしい名作。ピンクフロイドの音楽に乗せられて、バカンス気分で夏を先取り! 早川流サイケデリック&リゾートなファッションをご覧あれ!

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ドイツ青年のスティファンは、ヒッピーたちのパーティーでアメリカ人の美女エステルに一目惚れする。周りに止められるも謎めいたエステルの魅力に夢中になったスティファンは、彼女を追ってイビサ島へ行くが、そこでセックスとドラッグの快楽に溺れ、破滅への道を辿ってゆく。

「今や世界中のパーリーピーポーが集うイビサ島。バレアリックサウンドが生まれる前の、アウトローの溜まり場だった歴史が垣間見れるのも興味深いです。個人的には、学生時代いわゆるヒッピー系のファッションに憧れまくったから、ああいう盛り盛りなお洒落は正直ちょっと食傷気味……だったけど、ニューヨークからやってきたエステルが着こなす、スーパーシンプルなヒッピースタイルは、今の自分的にはツボ。さりげなさが、この夏取り入れやすいはず!」

出演|ミムジー・ファーマー、クラウス・グリュンバーグ、ミシェル・シャンデルリほか
監督|バルべ・シュローデル
1970年製作/ルクセンブルグ/116分
販売元|ブロードウェイ

シティ派の刺繍ベストの着こなし

MORE 映画 ヒロインパンツ¥42,000(フォルテ フォルテ|コロネット)ベスト¥54,000(イザベルマラン エトワール|イザベル マラン)

イビサで過ごすエステルの日々のスタイルがイメージソース。ベリーショートにハマる、アーバンフォークロアスタイル。「エスニックなベストってチュニックを合わせてフォークロアぽくしてしまいがちだけど、エステルは素肌に1枚で着てて、インド綿ぽいパンツを合わせてたのが新鮮でした。彼女はニューヨークからやって来たからか、イビサにいてもどこか都会的。同系色でまとめて、ガチャガチャしがちな刺繍もの+柄のスタイリングを洗練した印象に仕上げて」

イビサといえば、白!

MORE 映画 ヒロインカシュクールドレス¥26,000(マァース|アメリカンラグ シー 新宿フラッグス店)ワンピース¥26,000(ソレイアード ウーマン|ソレイアード 自由が丘店)

リゾート地らしく、全編通して白いゆるっとしたシャツやワンピースをよく着ていたエステル。「ソレイアードの天然繊維のシャツワンピとインドリネンのカシュクールシャツ。この映画っぽく着るとなると、何も装飾しなくなっちゃう(笑)。でもそのこざっぱりと着てる感じがいいんです。映画では足元は裸足が基本だったけど、さすがにそこを真似るのは無理なので、バブーシュとか、ヌーディーなフラットサンダルを。シンプルだからこそ上質なものを選んで」

大人こそ着たい、オプティカルな水着

MORE 映画 ヒロインスイムウェア トップ¥15,000、アンダー¥12,000(共にシーア|スティーブン アラン トーキョー)バッグ¥12,000(エンシャーラ|ギャルリー・ヴィー 丸の内店)サングラス¥37,000(トーマス マイヤー|コンティニュエ)

エステルが着ていた水着は、レイト60’sらしいオプティカル柄。「柄のそれっぽさはもちろんですが、この水着、ハイウエストのセパレートがお腹をカバーしつつ、露出も少なめ、しかも脚も長く見えそう! という、大人ヘルシーに着られる理想の形。市場へ出かける時に持っていた、何気ないものに似たバッグと一緒に。このバッグ、プラスチックをリサイクルしたもので、内側にはパッケージだった名残のプリントがあるんです。ちょっとした仕掛けが可愛い!」

リラクシーな刺繍ワンピは引き算が肝心

MORE 映画 ヒロインイエロー ワンピース¥16,000(ヌキテパ|スピック&スパン ルミネ新宿店)ブルー ワンピース¥18,000(モモ|スピック&スパン ルミネ新宿店)

リゾートムービーらしい、刺繍ワンピもハズせません。「ずるりと長いマキシ丈とかではなく、半端なく膝下くらいな丈感がビンテージライクで◎。イビサの街は歩きにくそうなところもあったから、裾が長すぎないからちょうどいいのかも。アクセや小物でごちゃごちゃ盛りたくなる刺繍ワンピだけど、いかにうまく引き算をするかが、都会的な雰囲気に仕上げる秘訣。ノーアクセ、もしくはさりげないシルバーアクセでさらっと一枚で着た潔さがかっこよく、エステルのようなショートカットにぴったりだと思います」

さりげなく身につけたい小物たち

20_008左から:サンダル ヒール1cm¥42,000(キャリーフォーブス|ギャルリー・ヴィー 丸の内店)サンダル ヒール1.4cm¥12,000(チャムラ|フレームワーク ルミネ新宿店))ベルト¥21,000(プントヴィータ|フレームワーク ルミネ新宿店)

すっきりとしたリゾートファッションが基本のエステルは、ほぼノー小物。だからこそ身につけていたアクセや小物はマストで取り入れたいところ。「コンチョベルトは、メンズっぽいTシャツの上に巻いてたので。こういうウエスタンなアイテムをMIXしたヒッピー風の格好を女の子がするのって、なんかイイ。あまり足元が映ってなかったけど、海辺ということもあって裸足でいることが多かった本作。ヌーディーなベージュの方がコーデを邪魔せずそれっぽい雰囲気になると思います」

お問い合わせ:コロネット03-5216-6518/イザベル マラン03-5772-0412/アメリカンラグ シー 新宿フラッグス店03-5366-5425/ソレイアード 自由が丘店03-3724-5032/スティーブン アラン トーキョー03-5428-4747/ギャルリー・ヴィー 丸の内店03-5224-8677/コンティニュエ03-3792-8978/スピック&スパン ルミネ新宿店03-5909-7620/フレームワーク ルミネ新宿店03-5324-7676


スタイリスト 早川すみれ
Sumire Hayakawa
カラッとした太陽が照りつつける海岸で、ドラッグでハイになったエステルとスティファンが風車に飛びつくシーンが最高! ピンクフロイドのLP『more』のジャケットにもなってるんです。
Text:Eri Nishimura Styling:Sumire Hayakawa Photographer:kimyongduck 

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