秋も深まり、暖炉から離れられません。
わたくしのもとに届いた一通の絵ハガキに
目を通した瞬間、驚きすぎて
ティーカップを落としてしまいました。
動揺を隠せません。
東京の自宅から郵便物が送られてきました。そのなかにミカ先生からの絵ハガキが一枚。少々重い気持ちのまま拝読しました。「桜子ちゃん、お元気ですか?私はお世話になっていたギャラリーを退社し、フリーランスになりました。鎌倉に仕事の拠点も住まいも移し、なんとかやっています。もう聞いているかな?社長との婚約は破談となりました。またいつか、桜子ちゃんとお話しできる日が来ると嬉しいです。ミカ」。社長と破談ですって???