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国内古着のアップサイクル。着物を現代に合わせて昇華させるクラフトスタジオが誕生

国内古着のアップサイクル。着物を現代に合わせて昇華させるクラフトスタジオが誕生

日本橋・馬喰横山にて、アップサイクルをコンセプトにした「サイト・サイト・スタジオ/SIGHT SITE STUDIO」がオープン。2022年5月27日(金)から31日(火)まで、「MIDORI.so Bakuroyokoyama」にて展示・販売会が開催される。


服を買うには、責任や覚悟がいる。だってなるべく地球に負担はかけたくないし、無駄やゴミのないライフスタイルの中でうまくおしゃれをしていきたいから。けれど、実は作り手にとってこそ、サステナビリティへの責任は大きい。

“なにを”ではなく“どのように”作るかがより問われる時代。ものづくりを通して真正面からそのテーマに向き合ったのが、クラフトスタジオの「サイト・サイト・スタジオ」だ。アップサイクルを軸に、素材を探求し、作り手にリスペクトを払い、現代のライフスタイルに合わせて服を再構築するという“Re-search, Re-spect, Re-construct”をコンセプトとする実験場のような取り組みだ。

初回コレクションでは、国内古着すなわち着物をリメイク。“再利用”と言いながらも、海外から洋服を仕入れるのには必ず船や飛行機を使わなければいけない。「サイト・サイト・スタジオ」はそこで、日本のローカルな古着である着物や和装の生地に着目した。

いわゆる“しぶい和柄”というものは実はほとんどなく、眠っていた布たちはとてもバリエーション豊かだった。それらを、今を生きる私たちが着やすい形に仕立て直す。シャツとパンツにはたくさんのポケットをつけ、とことん機能的に。なるべく布の余剰が出ないように、服を裁断したあとの端切れはトートバッグを作るのに使う。

“和服”“洋服”の垣根をゆうゆうと超え、毎日を快適に楽しく彩っていく新しいウェア。タグには、古着の仕入れから裁断や縫製まで、制作過程に関わった全ての人の名前が入る。誰の手によって作られたものなのかを見せる透明性はきっと、服を大切にしたい気持ちにもつながる。

「サイト・サイト・スタジオ」は、シェアオフィス「MIDORI.so」で生まれた。展示会期中の2022年5月28日(土)には、同ビル内で「MIDORI.so」主催のアップサイクルテーマのマーケット『We Market (&Think) Here』が開催。洋服だけでなく、フードなど様々な分野でものづくりを行うメーカーやシェフが集まる。この日の18時からはオープニングパーティーも。色濃い数日間の幕開けが楽しみ!

【サイト・サイト・スタジオ展示・販売会】

会期: 2022年5月27日(金)〜31日(火)
場所: MIDORI.so Bakuroyokoyama
住所東京都中央区日本橋横山町5-13 1F 
開場時間: 11:00〜20:00(土日は12:00〜、日は〜18:00)

公式Instagram

【We Market (&Think) Here】
開催日: 2022年5月28日(土)
場所: MIDORI.so Bakuroyokoyama
住所東京都中央区日本橋横山町5-13 1F 
開場時間: 12:00〜18:00

Text: Motoko KUROKI

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