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新ブランド〈ソリン〉誕生。テイストに捉われず、自分の「好き」を大事にする女性へ

新ブランド〈ソリン〉誕生。テイストに捉われず、自分の「好き」を大事にする女性へ

正反対なテイストや色を積極的にミックスさせ、そのコントラストを楽しむ女性のためのブランドとして〈ソリン/SORIN〉が誕生。コンテンポラリーブランドで経験を積んだデザイナーによるデビューコレクションは、映画『ブラック・スワン』に着想を得た全45型。


インターネットやSNSが普及して、得られる情報量は飛躍的に増えた。さまざまなモノ、多様な価値観から刺激を与えられている現代女性は、実に色々なものに興味を示し、しなやかにそれらを取り入れている。服だって、そう。ガーリッシュな甘めテイストでまとめることもあるし、モードに徹する日だってある。大胆な色合わせでコーディネートを組むことだってある。

正反対な要素を同居させている。そんな現代女性の「らしさ」をターゲットにしたブランド〈ソリン/SORIN〉が誕生した。頭文字の「S」と語尾の「N」は、磁石の対極を表しているのだそう。

デビューコレクションの着想源となったのは、映画『ブラック・スワン』。映画に登場する黒鳥・白鳥になぞらえ、ブラックとホワイトを中心カラーとし、映画のシーンに差し込まれる印象的なレッドをアクセントカラーに採用。ブラック・スワン柄を配したシアートップスや、バレエの衣装を想起させるチュールスカートなど、全45型が展開される。

ふわりと広がるロマンティックなスカートに、エッジのきいたタイトなトップを組み合わせるなど、スタイリングやカラーのテイストを混ぜ、コントラストを楽しむことができるラインナップだ。

ちなみに映画の作中で、主人公であるバレリーナのニナは、『白鳥の湖』の主役であるオデットとオディールに抜擢され、純真無垢なオデットと、妖艶で狡猾なオディールという真逆のキャラクターである二役を1人で演じることになる。〈ソリン〉がコンセプトに据える「対極」が、映画のストーリーにも存在していることに、気づいただろうか。アイテムのデザイン性や質の高さはもちろん、コンセプトとコレクションテーマの連動性など、チェックすべきポイントがたくさんあり、次シーズン以降も注目したいブランドだ。

【ソリン/SORIN】

 

公式インスタグラム

Text: Ayako Tada

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