服はその人の人生を表す鏡。破れてもカビが生えても(!)手放せないモノって、ありますよね?思い出がつまったアイテムを一生愛する。そんな覚悟を決めた17人のストーリー、お届けします。
👗FASHION
ボーナスを全額投資!とびきりのヴィンテージ「ボロボロになっても着たいものがある」04
「お客さんに『良いものはヴィンテージになる』とお話ししていますが、そのきっかけがこの〈ドリス ヴァン ノッテン〉のドレス。看護師として働いていた7年前、あるセレクトショップの展示会で出合いました。20万を超えるお洋服なんて買ったことはなかったのですが、販売員さんの『こちらはヴィンテージになりますよ』という一言が後押し。迷わずボーナスを全額つぎ込みました。袖を通すたびに姿勢が整う1着。おばあちゃんになってもかっこよく着たいな」
ヴィンテージショップオーナー
竹田桃子さん
札幌の「vintage shop Mémoire」店主。ヴィンテージに限らず魅力的なアイテムを集める。たまに猫がいる。Instagram: @memoirehmcdiary
Photo: Ryoichi Suzuki Text&Edit: Hiroko Yabuki