服はその人の人生を表す鏡。破れてもカビが生えても(!)手放せないモノって、ありますよね?思い出がつまったアイテムを一生愛する。そんな覚悟を決めた17人のストーリー、お届けします。
👗FASHION
くしゃっとした照れ笑いが 私の気持ちを伝えてくれた「ボロボロになっても着たいものがある」09
「ロスに留学した姉を訪ね、母と旅したときに買ってもらったもの。英語が喋れなかった私は、姉のホームステイ先では無口で会話に入れず、緊張気味。でも胸元にはこのミッキー。〝照れているだけで、不機嫌なわけじゃないんです〟という私の気持ちを代弁してくれたような気もする。帰国してからもいろいろなところに着て出かけた。30歳になった今でも見るたびに、西海岸の太陽の光や思い出がフラッシュバック。この笑顔が本当に好き」
ライター、PR
中田未知さん
メーカーで6年間販促とSNS運用を担当。今夏からフリーに。ミートソースを仕込むのが好きで、Tシャツにもソースの染みが。
Photo: Ryoichi Suzuki Text&Edit: Hiroko Yabuki