自分らしい装いのこだわりは? ロンドン、パリ、そしてソウルでインタビュー。今回はロンドン編をお届け。#スタイルのある人をあの街でキャッチ
ロンドンでスナップ vol.1|たくさんの色とテクスチャーをレイヤードする etc.
LONDON
映像作家のUMMMI.さんがリコメンドする8人を、仕事仲間の写真家アンジェラさんがスナップ。「コーヒータイム、クラブに行くとき、いつでも装いに“自分らしさ”のある友人たちです」
Pauline Pierre
アイウェアデザイナー
クラシックなトレンチコートにボリュームのあるレザーベストを重ねて着崩したポーリーン。「コートとスカート、シューズはセカンドハンド。2年前から倫理的な理由でファストファッションを買うのをやめました。若手デザイナーをサポートすることも大事だと思ってる」。
シャツとラテックス素材のグローブ、ネットタイツの〈MONIQUE FEI〉もそんなブランドのひとつ。サングラスは自らが手がける〈POLYPOCKETINE〉。
Georgia Kemball
ジュエリーデザイナー
美術大学卒業後に『GUT Magazine』を共同設立、ジュエリーブランドも立ち上げた。「たくさんの色とテクスチャーをレイヤードする」のがモットーで、今日の主役は〈チョポヴァ ロウェナ〉のウエスト部分のレザーと布地がハトメなどでつながれたキルトスカートだ。20年LVMHプライズ受賞のデザイナーの2人とは何度もコラボしてきた仲だそう。胸元からちらりとのぞく、ジョージアが作った手彫りのビッグチェーンネックレスとの相性もぴったり。マフラーは〈ユニクロ〉。
Sarah Roselle Khan
アーティスト、ライター
「フェイクファーのヴィンテージコートに、90sのレイヴカルチャーを感じる〈ゴードン ジャック〉のスニーカーを合わせます。でも今はどこにも出かけられないから、スーパーマーケットに着ていくだけなんだけど」。自由奔放なタッチが魅力のバッグは、友人のアーティストでプリントメイカーでもある〈エド カーティス〉によるもの。ヴィヴィッド&ポップなリングはサラのハンドメイド。
Emika O Seger
スタイリスト、ライター
「パワーショルダーとくびれたウェスト、“強気な女”風が好みなんです。すべてのアーカイヴを買い集めたいくらい愛しているブランド〈ミュグレー〉のブレザーワンピースがいちばんのポイント」。インには大胆なカットオフのボディスーツ。ミドルハイヒールしかはかない主義で、今日は〈ドラティ・ムール〉のブーツをチョイス。
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UMMMI.(石原 海)
アーティスト。日英を拠点に活動。愛やジェンダー、個人史と社会を主なテーマに制作。主な作品に長編映画『ガーデンアパート』(18)などがある(www.ummmi.net)。撮影を担当した友人のAngela Stepsは、写真家としてミュージシャンのポートレートなどを手がける一方、DJとしても活動している。