自分らしい装いのこだわりは? ロンドン、パリ、そしてソウルでインタビュー。今回はロンドン編をお届け。#スタイルのある人をあの街でキャッチ
ロンドンでスナップ vol.2| ショートパンツとタイツが近頃の定番 etc.
LONDON
映像作家のUMMMI.さんがリコメンドする8人を、仕事仲間の写真家アンジェラさんがスナップ。「コーヒータイム、クラブに行くとき、いつでも装いに“自分らしさ”のある友人たちです」
Florence Warner
ミュージシャン、 自閉症サポートワーカー
友人作のビッグシルエットのホワイトシャツに、ウェールズのチャリティショップで見つけたデベナムズ(英国のデパート・チェーン)のヴィンテージコート。ラフないでたちのようでいて「実はコーディネートのコンセプトは花嫁。スカートの下には、ウェディングガーターをつけているんです」。好きなテイストはSF的なルック、「白昼夢のような、非現実的な気分で服を着る」のがフローレンスのルールだ。
Leo Costelloe
アーティスト
「ショートパンツとタイツは近頃の定番。ボーイフレンドから借りてるんだけど、たぶんロイヤル・オペラ・ハウスのヴィンテージコスチューム」。遊び心があってシリアスになりすぎない「ちょっとばかげている感じ」がレオにとってのベストなアウトフィットだ。〈バレンシアガ〉のデニムジャケット、大好きな〈イッセイ ミヤケ〉のトップや〈ミッソーニ〉のマフラーで上品さも忘れずに。
Julia Tyrrell Bunge
ジュエリーデザイナー
〈ボッテガ・ヴェネタ〉のショートスリーブのレザーアウターに、パディングのマフラー、パンツはメキシコのスリフトショップにて。足元は〈メゾン マルジェラ〉のタビブーツ。装いのテーマを尋ねると“Leather plant”と答えたジュリア。「キャメルのレザーにブラウンを重ねてグラデーションにしています。植物みたいに、似たようなカラーをブレンドしながら、ひとつに混ぜ合わせるイメージかな」
Rosa
スタイリスト
「冬になるとコージーで動きやすい服が欲しくなるんだけど、女性らしいシルエットと素材感の面白さも大切です」というローザが選んだのは、〈パコ ラバンヌ〉のロングスカート。美しいテキスタイルと、スリット入りのタイトシルエットが、ひときわ映える1着。ヴィンテージの〈バレンシアガ〉に〈ジル サンダー〉のブーツで颯爽と。
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UMMMI.(石原 海)
アーティスト。日英を拠点に活動。愛やジェンダー、個人史と社会を主なテーマに制作。主な作品に長編映画『ガーデンアパート』(18)などがある(www.ummmi.net)。撮影を担当したAngela Stepsは、写真家としてミュージシャンのポートレートなどを手がける一方、DJとしても活動している。