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早川すみれ:「柄には色とフォルムで、強さの掛け合わせを」。スタイリストが語る、毎日のワードローブ哲学

早川すみれ:「柄には色とフォルムで、強さの掛け合わせを」。スタイリストが語る、毎日のワードローブ哲学

見て、選び、着ることで生まれる経験と美学。スタイリストが語るフィロソフィーとルールから、“私”を導く装いのヒントを手に入れたい。#毎日のワードローブ哲学


柄には色とフォルムで、強さの掛け合わせを

早川すみれ

大胆なプリントを臆せず取り入れ、個性が光る早川すみれさん。10代の時から柄への興味は尽きず、武蔵野美術大学でテキスタイルデザインを学んだ。
「アール・ヌーヴォーのテキスタイルやウィリアム・モリスの絵、幾何学的なカンディンスキー模様など、服というよりプリントそのものに惹かれていたように思います。大学では自分自身で柄を描いたりもしていて、ジェシカ・オグデンやスーザン・チャンチオロなど、感覚的に服作りをするデザイナーにも興味を抱いていました」
早川さんの装いのルーツは柄にあり。アート作品を愛するように、テキスタイルに魅了され、学生時代は古着にウエスタンブーツが定番のスタイルだったそう。ひとつのブランドに固執せず、パッチワーク、ヒョウ柄など、感性を刺激してくれる服が彼女のワードローブを構成する。
「ストンとしたシルエットだと、どこか物足りない気がしてしまって。無防備に見えることを避けたくて、強い柄やメリハリのあるフォルムの服を着ることが多くなったのかもしれません。一見難しく思えるパッチワークも、色合わせのルールを守れば意外と万能。柄を鎧のように身にまとうと、気持ちも自然と鼓舞されます。動きやすさ重視のシンプルな装いには、〈イッセイ ミヤケ〉などユニークな形のバッグを合わせることが多いです」
「色について一番に考えてスタイリングを組むのが楽しい」と話す早川さん。さまざまな要素のパズルを掛け合わせ、全体のトーンを調整していく。
「音楽で言うなら、アーティストのオリジナル音源よりDJ MIX派。パーツが持つ個性を組み合わせてひとつにする作業が好きなのかもしれません」

早川すみれ はやかわ・すみれ

武蔵野美術大学にてテキスタイルデザインを学ぶ。卒業後は舞台衣装、ファッション情報コンサルタント、スタイリスト長瀬哲朗氏のアシスタントを経験し、2011年に独立。プレイフルなスタイリングが得意。

Photo: Yuri Manabe Text&Edit: Sakiko Fukuhara

GINZA2020年9月号掲載

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