16 May 2017
〈THE YARD〉ゆかたと夏きもの。白いシャツのようにきものを着る

出勤前、歌舞伎座にいる和装のマダムをみたとき。出勤後、きっちり髪をセットした着物姿の銀座の御姐様をみたとき。あるいは、テレビの大相撲中継で、枡席に座る浴衣姿の相撲女子をみたとき。日本人でよかったと、ナショナリズムを感じる編アシTです。
毎年、夏が来るたびに、浴衣をさらりと着た小粋なオトナの女性になりたいと思いつつも、着付けが難しそうとか、振る舞いも気をつけないと、なんて考えてるうちにまた秋が来る。それに、デパートの特設売り場にあるのは、赤やピンクで大きなバラや牡丹が施された派手なものばかりだし、なかなかピンとくるものが見つからない。
先日訪れた<THE YARD>のお披露目会でみた浴衣は、そんなわがままを全て受け入れてくれるような気がしました。
<THE YARD>は100年を迎える「やまと」から2015年に誕生したブランド。コンセプトは『白いシャツのように着る、新しい日常をつくる着物』。
着物も普段着るコートやシャツと同じで、サイズ感が大切なんだそうです。合っていないと着崩れしやすくなるんだとか。そのため、<THE YARD>の浴衣は基本全てオーダーメイド。店頭で見立てていただけます。
「これまできものに無縁だと思っていた人にこそ、身につけてほしい」と語る代表の矢嶋さん。反物に表示されている値段は仕立て代込みの値段。無縁だった私にも手の届く値段なのも嬉しい。
矢嶋さん「きものに身を包んで、逗子海岸の映画祭のようなイベントをできたらいいですね」 編アシT「わ〜それ最高ですね!」
反物は全てユニセックス。
日本全国に直接足を運び、産地の職人さんと一緒に丹精込めて作られた反物。老舗としての気概を感じます。
バッグやヘアアクセサリーなどの小物類は、GINZA本誌でも非常にお世話になっているスタイリスト井伊百合子さんがディレクションされています。
この日は井伊さんが店頭にいらっしゃったのです!
普段、着物や浴衣を着ない人(私も含め)にとって、着る日だけのためにバッグや下駄を買うのは悩ましい。<THE YARD>に並ぶ、バッグやアクセサリーは和装に限らず、デイリーユースでも大活躍しそうなものばかり。
ころんとしたフォルムが可愛い。
そういえば、最後に浴衣を着たとき(多分、中学生だった気がする)浴衣のためだけに買うのはもったいないと思って、家中のバッグを引っ張り出して合わせたもののどれもしっくりこず、結局、コンビニ袋に携帯と財布を入れて、気になる彼と花火大会に行ったことを思い出しました。あのとき、こんな素敵なバッグで行ってたら付き合えたかもしれない。
のめりの下駄が欲しかったので購入を前向きに検討中。
また、「新宿伊勢丹」と「BEAMS JAPAN」にてポップアップストアが開催されます。<THE YARD>の浴衣やきものを身につけ、新しいライフスタイルを体験できるこの機会をお見逃しなく。
THE YARD ゆかた POP UP
5 月 31 日(水) − 6 月 6 日(火)
東京都新宿区新宿 3 -14-1 伊勢丹新宿店本館7階=呉服
10:30 – 20:00
THE YARD at BEAMS
6月 21日(水) − 7月 11 日(火)
東京都新宿区新宿 3-32-6 BEAMS JAPAN
11:00 – 20:00
THE YARD shibuya modi
東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ4F
11:00 – 21:00
03-4336-8241
THE YARD sendai PARCO
宮城県仙台市青葉区中央3-7-5 仙台パルコ2 2F
10:00 – 21:00
022-714-2581
the-yard.jp
text : maki takahashi (ginza_assistant)