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新進気鋭の東京ブランドから探る、次なる「かわいい」の行方Vol.1

新進気鋭の東京ブランドから探る、次なる「かわいい」の行方Vol.1

不安定な情勢が続く中で、人の心を明るく照らすファッションとは?新しい季節によく似合う、最先端の「かわいい」とは?気鋭の東京ブランドが提案する最新コレクションからその答えを紐解く。


TELMA

日常をドラマチックにする、
新ベーシックウエア

アントワープ王立芸術アカデミー卒業後、〈ドリス ヴァン ノッテン〉や〈イッセイ ミヤケ〉で経験を積んだ中島輝道が2022年春夏シーズンにスタート。ファーストシーズンのテーマは「光」。画家のクロード・モネによる代表作「睡蓮」をはじめとする印象派の絵画を着想源に、儚い線香花火やクリスタルガラスの反射などの多彩な光を、マニアックにこだわった素材とドラマチックなフォルムで表現。世の中の仄暗いムードを少しでも明るく照らしたいというデザイナーの思いが感じられる。マニアックな視点を感じる素材の9割がオリジナルで、環境に配慮した素材も積極的に使用。

コクーンジャケット ¥85,800、シアーノースリーブドレス ¥86,900、パンツ ¥49,500(以上テルマ info@telma.jp)/レザーシューズ〈SCULP TANK Black〉 ¥36,850(OAO|OAO カスタマーサポート support@oaofootwear.com

今シーズンは、線香花火を〈テルマ〉ならではの花柄に見立てた。重厚なデニム素材と幻想的なプリントのコントラストが目を引くジャケットに、さり気ない光沢感で品よく仕上げたカーゴパンツを合わせ、定番アイテムを進化させて。

シアーチェックプルオーバーシャツ ¥69,300、中に着たチェックシャツ ¥42,900、一番下に着たチェックレイヤードドレス ¥82,500(以上テルマ info@telma.jp)/スニーカー〈THE CURVE 1 White〉 ¥28,600(OAO|OAO カスタマーサポート support@oaofootwear.com)

多彩なチェック柄をレイヤードした、今シーズンのキールック。光に透けるリサイクルポリエステル製のオーガンジーロング丈シャツの下には、オーバーサイズのシャツをセット。さらに、コットンとチュールのワンピースを重ねれば、幾つもの異なる素材で楽しむチェック柄のレイヤードスタイルが完成。

KANAKO SAKAI

海外生活で理解を深めた、
日本特有の美意識を散りばめて

「時間を超えて愛される服」をテーマに、都会的なリラックスウエアを提案するカナコ サカイも、2022年春夏デビューの注目ブランド。デザイナーがNYでの生活で気づいたという日本ならではの美意識と、すべてを日本の産地と組んだというオリジナルテキスタイルが特徴。主軸はウィメンズだが、アイテム次第ではユニセックスでの着用が可能だ。今シーズンは、デザイナーが来訪を願うメキシコのアート財団カーサ ワビの空間からインスピレーションを受けた。鮮やかな色彩と優美な素材感による伸びやかで心地よいアイテムが並ぶ。

透かし編みニットスリップドレス ¥57,200、リブニットブラ ¥28,600、タイダイタートルネックトップス ¥37,400、リブニットスリットスカート ¥41,800(以上カナコ サカイ www.kanakosakai.com/)/タイツ ¥8,800(ウォルフォード|サザビーリーグ Tel: 03-5412-1937)

アーティストのボスコ・ソディのオブジェから着想を得た、手染めのタイダイトップスに薄手のニットブラトップとスカート、そしてダイヤ編みのメッシュスリップドレスを巧みにレイヤード。パワフルな色使いはもちろんのこと、ほどよく伸縮性のある上質な着心地も、女性の心と体をそっと優しく後押ししてくれる。

リブニットブラ ¥28,600、ネックリボンリブニットトップス ¥41,800、リブニットスリットスカート ¥41,800(以上カナコ サカイ www.kanakosakai.com/)/タイツ ¥8,800(ウォルフォード|サザビーリーグ Tel: 03-5412-1937)

繊細さと力強さが交差する、朱赤のリブニット。細いストラップや大きく背中を露出するカッティングやサイドスリットで、女性の体を官能的で美しく見せるスタイリング。センシュアル一辺倒ではなく、ボディポジティブなメッセージが感じられるところにも、時代のムードが反映されている。

SATORU SASAKI

コンセプトは「男性も憧れる女性を作る服」

デザイナーの佐々木悟が、生まれ育った神戸を拠点に2020年春夏からスタート。〈タロウ ホリウチ〉やフィービー・ファイロが率いた頃の〈セリーヌ〉でアシスタントを務めた後、独立。他の誰かに見せるためではなく、着る人が自信を持てる服を作りたい。それは、アシスタント時代に周りにいた働く女性のエネルギッシュな姿に憧れた実体験から生まれたという。ミニマルなデザインの中で光るひねりのあるディテールや、美しくもユニークなカッティングに注目が集まる。2022年春夏はアーティストのショーン・スカリーにインスピレーションを得て、リゾート地や遺跡を旅するムードでコレクションを製作。

マルチストライプロングドレス ¥90,200、マルチストライプスカーフ ¥13,200(共にサトル ササキ|ザ・ウォール ショールーム Tel: 03-5774-4001)

アーティストのショーン・スカリーがペインティングでよく使う赤やイエローなど鮮やかな色を取り入れたマルチストライプのロングドレス。裾にかけて布の分量を増やしているため、動くたびに足元に向かってドラマチックに揺れる。

ジレ ¥67,100、シャツ ¥42,900、スラックス ¥46,200(以上サトル ササキ|ザ・ウォール ショールーム Tel: 03-5774-4001)/クリスタルペンダント ¥28,600(スワロフスキー・ジュエリー|スワロフスキー・ジャパン Tel: 0120-10-8700)

シンプルなアイテムに違和感のあるディテールを取り入れることで、新鮮さを引き出すのも定常のテーマ。石の質感を意識したというグレーのマスキュリンなセットアップは、肩や身頃に施した4本ダーツでパワーショルダーを強調。

Photo: ISAC(SIGNO) Styling: Yumeno Ogawa Hair&Make-up: Miki Ishida(SHISEIDO) Model: Ichie, Marianna Seki Text&Edit: Kaori Watanabe(FW)

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