オールインワンの達人が教える、大人で上品な「つなぎ」の着方

オールインワンの達人が教える、大人で上品な「つなぎ」の着方

すっかりスタンダードアイテムの仲間入りをしたオールインワンは、スタイリストの山本マナさんの長年の“制服”ともいえる存在。大人が上品に着こなすコツを、たっぷりの“つなぎ”愛とともにお届けします!


山本マナ私物オールインワンオーバーオールマナさんの私物コレクションから。[オールインワン]右から 昨年ECで2枚同時購入した〈ディッキーズ〉のオールインワン。/〈ポール ハーデン〉の無骨な本格派。/ニューヨークブランドの〈ジェームキッド〉。/〈メゾン マルジェラ〉のブラックはパールのベルト付き。/ベージュグレーの〈ナゴンスタンス〉は薄手コットン。/今回登場する唯一のユーズドは古着屋で購入。/ついついコレクションが増えてしまうイギリスのワークブランド〈ヤーモ〉。/ワークディテールとレッドが効いた、こちらも〈ヤーモ〉の1枚。/〈ヤエカ〉の地厚なブラック。/フランスのワークウェアメーカー 〈ベトラ〉は目が覚めるブルーが粋。/〈ヤーモ〉の軽やかなコットン素材。/着こなし幅が広い〈ジャーナルスタンダード ラックス〉。/ECで購入したもう1枚の〈ディッキーズ〉。/上品なシルエットの〈オーラリー〉。/潔いホワイトはロンドンの作業着店で購入。今年はこの1枚をたくさん着たい気分。

[オーバーオール]左半分の右から 今年一番のお気に入り、イギリスブランド〈エッグ〉のホワイト。/〈マスターアンドコー〉の迷彩柄。/〈ジャーナルスタンダード ラックス〉はゆったりとしたサイズ感。/リクエストしたピエロをプリントしてもらった一点ものは〈スタジオマリオネット〉で。/オーバーサイズなブラック。/〈コム デ ギャルソン・ジュンヤワタナベ マン ピンク〉は約10年前に購入してからずっと宝物。/〈ジャーナルスタンダード ラックス〉のリラクシングな1着。/男っぽいヒッコリーも愛らしさを加えて。/〈ジャーナルスタンダード ラックス〉のワークムードな生成り。/キッチュで可愛いピンクは原宿のストリートブランドで。/〈マスターアンドコー〉のレオパード柄。/〈ジャーナルスタンダード ラックス〉のサンドカラーの1枚は、くたっとしていてイージーな着心地。/ロンドンでXLサイズを購入した〈カーハート〉。/〈ネストローブ〉のシックなチャコールグレー。/〈ジャーナルスタンダード ラックス〉のデニム。/〈ワイズ〉らしいブラックのオーバーオール。/フランスでふらっと入ったショップで約¥3,000で購入したオーバーサイズ。/カジュアルなデニムもコーディネート次第で大人な1枚に昇華する。
ここに紹介したのはワードローブの一部。マナさんのクローゼットには半袖のオールインワンやサロペットなどまだまだ“つなぎ”族が……!

「何年も何年も着ていると、汚れもほつれも自分だけの個性になって、なじんでいくんです」
1年に数枚ずつ増えていくという圧巻の〝つなぎ〟コレクションを前にそう語ってくれたスタイリストの山本マナさん。ご存知の通りつなぎは本来ワークウェアに由来する無骨なもの。けれどもマナさんが一番大切にしているのは、大人が身につけてきちんと可愛く見えるバランス。これがINの着こなしの秘訣だ。

「1日リラックスして着られる〝オーバーサイズ〟と〝脱げる長袖〟を選ぶのが基本。中にTシャツをインしておいて、上を脱いで腰に袖を縛るアレンジが私のいつもの着こなしなので。そして、もうひとつ気をつけているのは〝白〟に似合うかどうか。白は自分が女性らしくいられる色。ロマンティックなブラウスやゆったりしたTシャツに似合うかを一番に考えます。白の持つ力を借りると、〝つなぎ〟がふっと愛らしく変わる気がするんです」

「ピンヒールは永遠の憧れですが、つなぎは私にとって日常着。1日中ヒールをはいてはいられないので、それがないと素敵に見えないものは選択肢から外すかな」

メイクをアクセサリー感覚で取り入れるのも大切なアクセントに。

「以前ドラマで観た深津絵里さんの、リュックを持ったカジュアルな着こなしとメイクのバランスがなんとも愛らしくて……。それ以来、カラーアイライナーやマスカラ、指に1本だけ塗るネイルなど、コーディネートをすべて決めた後、リングをつけるようにさらっとプラスするのが習慣に。メイクは得意ではないけれど、ワークウェアに自分らしさを加えてくれるもの」

そうして完成する大人の〝つなぎ〟スタイル。合わせ次第で気分も変わるオールインワン&オーバーオールはマナさんの永遠の定番なのだ。

オールインワンが好きすぎて、
とうとう自分で作ってしまいました

ヘアサロン「ESPER」の制服 オールインワン
くたっとした白いボディに映える、小さな黒ボタン。左腰と背中に施されたワンポイントの赤い刺繡と、小ぶりな襟。マナさん好みのエッセンスが詰め込まれたこの1着は、ヘアサロン「ESPER」(東京都港区南青山2-15-17 esper-net.com)の制服で、動きやすい薄手のコットン生地を使用した〈ヤーモ〉のつなぎをアレンジしたもの。残念ながら販売はしていないが、サロンに行けばスタッフの個性的な着こなしを見られるかも。

オールインワン*すべてスタイリスト私物/左から: シューズ ¥48,000、ブーツ*参考色 ¥50,000、シューズ*参考商品(以上サンダース | グラストンベリーショールーム)/ソックス*スタイリスト私物

山本マナ×アーバンリサーチ オーバーオール
アーティストやスタイリストらとアーバンリサーチがタッグを組み、新しいモノの価値を追求する企画「PORT」。その第3弾となる山本マナ×URBAN RESEARCHのつなぎは、カラーバリエーションと、サイズ感を意識して作られている。マナさんのこだわりは、ワイヤーが入れられた襟。ファスナーを上げてハイネックにするなどニュアンスを自在につけられることでINなスタイルを実現。

オールインワン 各¥21,000(アーバンリサーチ | アーバンリサーチ 神南店)/ブラウンのスニーカー ¥9,000、白スニーカー ¥5,800(共にコンバース | コンバース インフォメーションセンター)/ソックス、ピンクスニーカー*スタイリスト私物

 

シューズやバッグ、小物のさじ加減で
大人の“つなぎ”スタイルが完成

オールインワンとレース襟
カジュアルな印象になりやすいつなぎスタイルは、エレガントに仕上げたい。マナさんのおすすめは、光沢のあるローファーや首元にプラスしたアンティークの繊細なレースのつけ襟。スポーティなバックパックとあわせて、上品さと遊び心を併せ持つミックスコーディネートの完成。

オールインワン ¥19,000(リー | リー・ジャパン カスタマーサービス)/中に着たブラウス ¥27,000(トリコ・コム デ ギャルソン | コム デ ギャルソン)/アンティークのレース ¥8,500(スタジオ マリオネット)/メガネ ¥40,000(アヤメ)/ローファー ¥22,000(ジー エイチ バス | ユナイテッドアローズ 原宿本店)/バックパック ¥24,000(ザ・ノース・フェイス | ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)/ソックス*スタイリスト私物  オールインワン ¥42,000(ヤーモ | グラストンベリーショールーム)/中に着たブラウス ¥26,000(トリコ・コム デ ギャルソン | コム デ ギャルソン)/メガネ ¥40,000(アヤメ)/アンティークのつけ襟 ¥37,000(スタジオ マリオネット)/ローファー ¥22,000(ジー エイチ バス | ユナイテッドアローズ 原宿本店)/バックパック ¥24,000(ザ・ノース・フェイス | ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)/ソックス*スタイリスト私物

オーバーオール ビッグサイズ
オーバーオールはひたすらビッグサイズを!そこに愛らしいアイテムを取り入れるのがマナさん流。インに合わせたのはチュールのフリルが印象的なブラウス。手元にはネオンカラーのミニバッグを。カラフルなスニーカーはメンズサイズで、ぼてっとしたフォルムがアクセントに。

オーバーオール ¥32,000(js.ラックス | ジャーナル スタンダード ラックス 表参道店)/中に着たブラウス ¥36,000(ノワール ケイ ニノミヤ | コム デ ギャルソン)/トレンチコート ¥98,000(グラフペーパー)/スニーカー ¥17,000(ナイキ スポーツウェア | ナイキ カスタマーサービス)/バッグ ¥25,000(アエタ | アルファ PR)  オーバーオール ¥38,000(マスター&コー | マッハ55リミテッド)/中に着たブラウス ¥36,000(ノワール ケイ ニノミヤ | コム デ ギャルソン)/トレンチコート¥118,000(グラフペーパー)/スニーカー ¥18,000(ナイキ スポーツウェア | ナイキ カスタマーサービス)/バッグ ¥25,000(アエタ | アルファ PR)

Photo: Osamu Yokonami Styling: Mana Yamamoto Hair: Keiko Tada (mod’s hair) Make-up: Nobuko Maekawa (Perle Management) Models: Grace&Hope Fly (twins), Juieigh Sullivan, snow (dog) Text: Saya Yonekura, GINZA

GINZA2019年10月号掲載

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