今大会、日本代表初戦は、南米の強豪コロンビアと対戦する。前回2014年のアフリカ大会でも、予選1次リーグで対戦したので覚えている方もいるのでは。結果は、前回大会の得点王でもある10番ハメス・ロドリゲス(イケメンベスト11にも登場)のゴールもあって4-1の黒星。さらに、ゴールキーパーを途中でサブの選手に交代された、日本代表にとっては屈辱の試合だった。格上の相手であることは明らかだが、日本代表にはベストを尽くすプレイを期待したい。キックオフは今夜21:00(日本時間)からなので、試合を観戦する前にコロンビア代表の選手たちが身につけているユニフォームをチェックしてみよう。
今夜、日本と対戦!ユニフォームに見るコロンビア代表
コロンビア代表のユニフォームは、多くの国がそうであるように、国旗をモチーフにした配色とデザインがされている。コロンビアの国旗は、黄色、青、赤の三色旗。黄色は金などの鉱物資源、青は太平洋とカリブ海、赤はスペインの植民地支配からの独立で流れた血を表していると言われている。コロンビアのユニフォームは、ハメス・ロドリゲスの登場によって人気はうなぎのぼり。アウェイのユニフォームは、ロイヤルブルーにオレンジの組み合わせなのは意外だが、褐色の肌にとても似合いそうだ。
今季のユニフォームは、90年代初期のコロンビアサッカーの黎明期のユニフォームを復刻。当時(過去のユニフォーム画像は掲載ができないため、是非Pinterestで90s,soccer uniform, columbia,vintageで検索してみてほしい)よりも、だいぶ洗練された印象だが、脇に斜めに入ったグラフィックはそのまま。このちょっとした、斜め具合に南米を感じるのは気のせいではないはずだ。肩に入った濃紺の3本ラインとの相性もいい。それにしても、90年代初頭は、サッカーのユニフォームでさえ、バブルの名残があって面白い。やたら思いきりのいい色と引くことを知らないデザイン、そして今ではほとんど見られなくなったツヤツヤの素材。改良を重ねた現代の素材がとてもマットな風合いなので、時代の変化に驚いてしまう。
コロンビアのエンブレムは、シンプルで明快なデザインなのもいい。サッカーボールの周りに国旗の色が配され、ストレートにスペイン語で「コロンビアサッカー連合」と文字が入っている。エンブレムのサッカーボールは白黒だった時代もあるようだが、近年は赤一色になっている。定かではないが、これも国旗と同様で血を表しており、コロンビア人の情熱的な国民性を表しているのではないかなんて想像する。襟の後ろにはスペイン語で「UNIDOS POR UN PAIS」、直訳して「一つの国家として団結」とも記されており、今大会への意気込みを見せる。
コロンビア代表の公式インスタグラムが日本語でご挨拶。2大会連続で対戦するとは縁がある。
ハメス・ロドリゲス。日本代表はこの人に要注意!
Text: Aika Kawada