24 Jan 2019
足を運ぶべき濃厚チョコレートパフェとケーキ。チョコ好きレディの名品リストvol.1

思いを伝える相手がいてもいなくても、年中大好きなんだ。この甘ーい食べ物が。本音を言うと、主役も脇役も全部チョコでいい。 重さ上等、濃さ万歳。特に冬は。チョコ好きのまま大人になったレディたちに贈りたい、上質な味わいの名品リストをどうぞ。
食べに行くチョコ
お店で味わう濃厚な名品たち
LE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE
タルト・クラッカント・オ・ショコラ ¥1,900
きらきら輝くチョコレートタルトはこの秋冬限定、しかもここでしか食べられないとっておきのお楽しみ。工房の上階にあるカフェ「ル・サロン」では、注文が入ってからこのタルトがテーブルにやってくるまでの一部始終を眺めることができる特権つき。タルト生地の上には、ショコラのクリームやビスキュイ、キャラメルなど6層が重なって、さながら食感のお祭り。金箔と大粒のカカオニブ、まるでチョコレートの王冠みたいだよね(満足感も王様レベル!)。
「ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房」
住所: 東京都中央区日本橋本町1-1-1
TEL: 03-3516-3511
営業時間: 11:00〜19:30LO
休: 不定休
green bean to bar CHOCOLATE
マラノン ¥810*税込み
今冬の新作、豆ありきの「マラノン」。ペルー北部のマラノン・キャニオン産のカカオ豆は、産地側が1カ国につき1社としか取引しないと決めている貴重な豆(=日本で出合えるのは「グリーン ビーン トゥ バー チョコレート」だけ)。スポンジ生地、ガナッシュ、ムース、板チョコとこの豆を活かしきった「マラノン」は、奥行きがあって余韻が長い、大人のケーキ。ウッディ、フローラル、ハーブ……ワインのような言葉を並べたくなる、深い香りと味。
「グリーン ビーン トゥ バー チョコレート 中目黒店」
住所: 東京都目黒区青葉台2-16-11
TEL: 03-5728-6420
営業時間: 11:00〜21:00
休: 水
UN GRAIN
タンタシオン カカオ*2/1〜14提供 ¥2,600*ドリンク付き*税込み
その名も“カカオの誘惑”。うん、これは誘惑されちゃうね。4席のみのイートインカウンターで、旬のおいしい食材が入った時にだけ登場するワンプレートデセール。今年はパティシエが魅せられたコロンビア・シエラネバダのカカオ豆が主役。豆がもつロゼワインや赤いベリーのアロマにアールグレイのアイスクリーム、ネパール産のペッパーが効いた苺のソースが絡み合うなんとも芳しいひと皿。カカオ+紅茶+苺+胡椒のドリームチーム、かなり強力です。
「アングラン」
住所: 東京都港区南青山6-8-17 プルミエビル1F
TEL: 03-5778-6161
営業時間: 11:00〜19:00
休: 水
MAGIE DU CHOCOLAT
マジ ド カカオ 上から:ビターオレンジ/ミルクキャラメル 各¥399、シュー・ショコラ ¥482
チョコレートの世界に足を踏み入れて10年以上、考案したレシピは約2000という凄腕ショコラティエが気づいたシンプルで奥深い事実、“日本人はサンド好き”。……というわけで(?)、「マジドゥショコラ」はチョコレートサンド天国!たとえばさくっとしたクッキーに口どけのよいチョコを挟んだ看板商品の「マジ ド カカオ」に、そのクッキーをシュー生地にしてショコラカスタードやガナッシュを挟んだ人気の「シュー・ショコラ」。魅惑の甘〜いサンド、万歳!
「マジドゥショコラ」
住所: 東京都世田谷区奥沢6-33-14 1F
TEL: 03-6809-8366
営業時間: 10:00〜19:00(カフェは17:30LO)
休: 火
Minimal -Bean to Bar Chocolate-
プレミアムチョコレートパフェ*東武池袋店限定 ¥800
駅直結で、工房併設で、チョコアイスにグラノーラ、コーヒーゼリーとパフェのパーツはすべて手作り。便利で、ていねいで、上質で、おいしい。これってけっこう奇跡的だと思う。日本でいち早くビーントゥバーを明確に掲げたチョコレート専門店「ミニマル」は、4周年を迎えて焼き菓子やパフェなどますます世界を広げている模様。これはフルーティなチョコレートと丸山珈琲のスペシャルティコーヒーが口のなかで香り高くコラボする、そんなパフェ。
「ミニマル 東武池袋 メトロ キッチン&ストア」
住所: 東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店池袋店 B1 8番地
TEL: 03-6812-1231
営業時間: 10:00〜21:00(日祝〜20:00)
休: 施設に準ずる
MICHALAK
左から コスミック ヒステリックショコラ ¥750、マイコスミック ¥650
今年日本に上陸した人気パティスリー 「ミシャラク パリ」。カセットテープ形のチョコレートをはじめ、遊び心あふれる品ぞろえのなかでも持ち運びに便利な瓶詰めの「コスミック」はひときわユニーク。チョコ好きならチョコレートムースにナッツをのせた「ヒステリックショコラ」を選ぶか、カスタムしてチョコ度高めの“マイコスミック”を作るのがおすすめ。食べごたえたっぷりなのに、脂質と糖質をできるだけカットしてるっていうから、もう感謝しかない。
「ミシャラク 表参道」
住所: 東京都渋谷区神宮前6-2-9
TEL: 03-5774-6311
営業時間: 10:00〜20:00(カフェ〜19:30LO)
休: 不定休
bubó BARCELONA
チョコベリーパフェ ¥1,400
スペイン発の「ブボ バルセロナ」がこの夏からスタートしたチョコレートとベリーのパフェは、甘党も納得のしっかりした甘さとスパイス使いが特徴。ラズベリーソース、チョコレートのソース&アイスの下に潜むのは、パティシエの大会で世界一に輝いたこともある名作ケーキ「シャビーナ」と同じスポンジ。生地にはシナモンやクローブなど4種のスパイスがエキゾチックに効いています。少しお行儀が悪いけど、スポンジまでがしがし混ぜて食べるのが正解。
「ブボ バルセロナ 表参道本店」
住所: 東京都渋谷区神宮前5-6-5 Path表参道B棟
TEL: 03-6427-3039
営業時間: 11:00〜20:00(カフェ〜19:30LO)
休: 不定休
PIERRE HERMÉ PARIS
フレーバーは季節によって変わる。プレニチュードはキャラメルフレーバー。サンサシオン プレニチュード ¥2,200
「ピエール・エルメ・パリ 青山」2階の「Heaven」は、皿盛りのデザートをパティシエが目の前で仕上げるサロン・ド・テ。メニューのなかでも全チョコ好きに推したいのが、食べる直前にパティシエが温かいチョコレートソースをかける「サンサシオン」。球体がとけ、花開くように現れるのはチョコレートのアイスやサブレ、キャラメル。ぶわっと香りが広がり、口のなかでは異なる温度と食感が溶け合い……。はい、間違いなくヘブンだと思います。
「ピエール・エルメ・パリ 青山」
住所: 東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山
TEL: 03-5485-7766
営業時間: 11:00(土11:30)〜20:00(2F「Heaven」19:00LO)
休: 不定休
Photo: Sachie Abiko/Yuka Yanazume Text & Edit: Naoko Monzen
GINZA2019年2月号掲載