コーヒーゼリー+生クリーム 西村隆ノ介/くらちなつき「22時の冷蔵庫」vol.2

コーヒーゼリー+生クリーム 西村隆ノ介/くらちなつき「22時の冷蔵庫」vol.2

22時に開ける冷蔵庫は明日からの元気をくれる宝箱だ。ほんのちょっとしたご褒美が入っている。
自分を励ますために、今日もまた扉を開ける。


昨日の自分を褒めてあげたい。

仕事が早めに終わった昨日のこと。
晩ごはんを食べ終わってひと息ついた時に、コーヒーが飲みたくなった。

今までは手軽なフレンチプレスかコーヒーメーカーで淹れていたが、ある時友人がハンドドリップで淹れてくれる様子を眺めていると、無性に自分もやりたくなってしまった。
次の日にはハンドドリップの道具一式が我が家の仲間入り。

新しい道具を使うのはどんな時も心が躍る。
そのはしゃいだ気持ちの勢いで、昨日はついついコーヒーを淹れすぎてしまった。
そんなにがぶ飲みもできないし、どうしたものかと悩んで行き着いたのがコーヒーゼリー。

コーヒーゼリーのイラスト

[用意するもの]
・コーヒー(インスタントでも可)
・粉ゼラチン…コーヒーの量に合わせた適量(コーヒー250mlに対して5g)
・生クリーム…お好みで
・砂糖…お好みで(コーヒー用)

始めはゼラチンと寒天どちらがよいのか迷ってしまった。

ゼラチンは透明感のある仕上がりで、常温では固まらず、冷蔵庫に入れると固まる。そして常温に置いておくと崩れていく。
寒天は常温で固まり、そのまま置いておいても崩れない。仕上がりは色が少し濁る。

そしてなによりの違いは口どけ。
それぞれぴったりな使い途があるのだけど、コーヒーゼリーはやっぱりゼラチンでつくりたい。

寒天でつくるとちょっと歯応えがある。
ゼラチンだと体温で溶けるので口の中でとろけていく。
想像しただけでもにやけてしまいそう。

淹れすぎてしまったコーヒーを鍋で少し温める。火を止めて大さじ1くらいの水でふやかした粉ゼラチンを投入。砂糖もいっしょに溶かしていく。

アンティークショップで出会った、昔喫茶店で使っていたという器に注いで次の日の楽しみに。

ちょうどよい弾力に仕上がった表面をスプーンで叩いてみる。なんとも心地よい瞬間。

これに真っ白な生クリームをかける。少しだけ多めにかけるのが好き。
最初のひとすくいは生クリームとゼリーを半々で。
次は生クリーム多め。さらにその次はゼリー多め。
細かくゼリーを崩して生クリームとしっかり混ぜて食べてもまたおいしい。
簡単につくれるのにこんなにいろんな楽しみ方があるなんて、コーヒーゼリーをつくった人は天才だ。

週の半ば、眠りにつく前。自分の機嫌を取るために冷蔵庫の扉を開ける。


【前回の記事】
バニラアイス+胡桃オイル 西村隆ノ介/くらちなつき「22時の冷蔵庫」vol.1

にしむー/西村隆ノ介 にしむら・りゅうのすけ

にしむー食堂主宰。eat designer として「食とデザインとアートの何か」を テーマに活動中。
ケータリング、スタイリング、ライター、イベント、 グラフィックデザインの他、各地でお店を不定期でやっています。
どんなことも人に喜んでもらうことを大切にしています。
twitter: @1108ryu
instagram: @1108_ryu

くらちなつき くらち・なつき

広告、ウェブ、雑誌、アパレルなどを中心に活動中のファッションイラストレーター。
主なお仕事にファッションブランド「KEISUKE YOSHIDA 」とのコラボレーションなど。
instagram: @natsuki_kurachi

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