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クラシックカクテルの代表格『ネグローニ』淑女のためのカクテルレッスンvol.3

クラシックカクテルの代表格『ネグローニ』淑女のためのカクテルレッスンvol.3

バーの扉を叩くとき、このカクテルを頼めれば、どこにいっても大丈夫。淑女なら覚えておきたい定番があります。バー業界のランキング「The World’s Bestselling Classics 2020」から、GINZA世代が知っておきたいカクテルを紹介。教えてくれたのは、世界的なカクテルコンペで優勝し、上海と東京にバーを持つバーテンダー・後閑信吾氏。
前回の記事、欧米のマティーニはもっと自由『エスプレッソマティーニ』も合わせてチェック。


 

ネグローニ伯爵に愛されたお酒

長年の定番として、カクテルランキングでも常に1位か2位に上がるのが『ネグローニ』。日本ではあまり飲まれてこなかったカクテルですが、欧米ではお酒が飲める年齢になったら、誰もが知っているようなものです。

このアペリティフは、イタリア、フィレンツェの老舗レストラン「カソーニ」の常連だった、カミーロ・ネグローニ伯爵が愛飲していたもの。同店のバーテンダーが1962年に氏の許可を得て発表し、以来世界中のバーテンダーに愛されています。

「クラシックカクテルの味わいって、若い人やバーに行ったことがない人にはちょっと難しいかもしれない。。お酒を普段飲まない人に、これはドライで美味しいといったところで、すぐにいいと思えるものではなくて、 お酒を飲む経験値が必要だし、歴史を知ることも必要。この時代はこういう背景があったから、このドリンクが流行っていたということが分かると、その物語も含めて美味しいと感じられるようになります。」

『ネグローニ』は、ジンとカンパリとヴェルモットというお酒のみで作られるアルコール度数が強いお酒。ですが、1970年代頃までは大統領も率先してマティーニを飲み、社交界ではフランク・シナトラなどのジャズを聴きながら、ウイスキーを傾けていた時代と考えると、当時のこうしたお酒の流行は納得できます。

 

ザ・ワールドスタンダードカクテル

クラシックカクテルの魅力を知りたい場合、一般的にクラシックの王道と思われる『マティーニ』よりも『ネグローニ』がおすすめ、と後閑氏は語ります。

「クラシックカクテルって、日本と海外でスタンダードが割と違うのですが、『ネグローニ』は世界中同じレシピで愛されていて、どこで頼んでも外れることがありません。マティーニは、実は海外だとウォッカをベースにしていることも多いなど、レシピや作り方が違います。戸惑いたくなければ『ネグローニ』というのが正解かもしれません。」

前述のネグローニ伯爵には、1日に40杯もの『ネグローニ』を飲んでいたとの伝説も!美食家としても知られた伯爵を思い浮かべながら、この1杯を楽しんでみてはいかがでしょう。

 

ネグローニ 材料

カンパリ 30ml

ジン  30ml

ヴェルモット 30ml

オレンジピール 適量

 

【The SG Club】

住所: 東京都渋谷区神南1-7-8
電話番号: 03-6427-0204
営業時間: 17:00-25:00
定休日: 無休

Profile

後閑 信吾/バーテンダー、SG Groupファウンダー

2012年、Bacardi Legacy Cocktail Competition世界大会で優勝。SG Groupファウンダーとして国内外にSpeak Low、Sober Company、The Odd Couple(各上海)、The SG Club(東京)、The Bellwood(東京)を構え、それぞれWorld’s 50 Best Bars、Asia’s 50 Best Bars等で上位に名を連ねている。 2020年、“バーインダストリーで最も影響力ある100人”を定めるBar World 100にて第8位に選出される。

Photo: Hirom Kurokawa Text: Mari Kojima Edit: Karin Ohira

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