大好きなあの人と、気のおけないみんなや家族と、時には一人でグラスを傾ける。私たちの至福の瞬間を彩るドリンクは、暮らしに寄り添う存在でもあります。地域に根差し、新たなムーブメントを起こしているメーカーの取り組みをご紹介。
🍴FOOD
ずーっと呑みたい!サステイナブルなお酒たち Vol.1 ドメーヌ・テッタのワイン
廃れていたぶどう畑を再生し、ワイン造りをスタート
“晴れの国”との異名を持つ岡山県。温暖な気候に恵まれ、フルーツの栽培も盛んだ。そんな豊かな地の北西部、新見市哲多町にドメーヌができたのは2016年のこと。 銘醸地であるフランスと同じ石灰岩土質の希少な土壌で晴天率も高く寒暖差もある。地元で生まれ育った高橋竜太さんは、美しいぶどう畑を取り戻すために一念発起。耕作放棄地を整備し、2009年にぶどうの栽培を開始し、2017年にファーストビンテージをリリースする。
平林奈緒美さんがデザインしたエチケットは必見
カルスト台地を貫流し、カルシウムやマグネシウムなどを豊富に含む高梁川の上流に、8haの畑が広がる。看板のシャルドネをはじめ約35品種のぶどう2万本が栽培されている。 また、アートとの融合を大切にする「ドメーヌ・テッタ」の精神はパンダやネイル を描いたエチケットにも象徴されている。これらはアートディレクターの平林奈緒美さんが手がけた。遊び心溢れるイラストにも注目だ。
ドメーヌ・テッタ
住所: 岡山県新見市哲多町矢戸3136
TEL: 0867-96-3568
カフェ予約TEL: 080-3876-7462
ワイナリー営業時間: 11:00~16:00
カフェ営業時間:ランチ11:00~14:00、カフェ14:00〜15:45LO
定休日:木、金 ※祭日の場合は営業 1~2月はランチの営業は休止
HP: http://tetta.jp/
Photo:Daichi Ano、Eiji Honda、Senichiro Nogami、Yoko Inoue、One Story、 domaine tetta Text&Edit:Mako Matsuoka