初ガツオのタタキは香味ソースと合わせて前菜に。本日の春巻きの具は、白エビと九条ネギ。天然真鯛は、紹興酒で蒸して。「日本の四季を中国料理で表現したい」という松下和昌シェフは、旬の食材をスパイス&調味料で引き立てて、繊細な味わいを演出する。夏の一番人気の〈冷やし中華〉は、5種の素材のごま酢あんかけがシコッとした麺にからむ至福のごちそうだ。鮎1尾丸ごと使った春巻きの存在感あるおいしさもぜひ。
〈冷やし中華〉¥1,100。具は、中華料理の基本、五味五色に則り、茹でた鶏肉、蓮根、苦瓜(ニガウリ)、湯むきしたトマト、生の水茄子(ミズナス)を、芝麻醤(チーマージャン)ベースのたれでからめる。コシのある平麺に醤油ベースのソースが爽やか。
赤坂「中華うずまき」を経て独立した松下シェフ。