大阪に続いて2軒目となるフジマル醸造所の2階にオープンしたイタリア料理店。シェフはシチリアとピエモンテにルーツをもちポートランドで研鑽(けんさん)を積んだニコラス・カピッツィさん。絵画のように美しいお皿は、伝統を換骨奪胎した唯一無二の世界。看板料理のひとつ、カルパッチョは、料理上手なおじいさんのレシピを、おいしい日本の馬肉で仕上げている。70もの日本の生産者が勢ぞろいするワインリストも秀逸。
〈さくら肉のカルパッチョ〉¥1,500。1〜2歳の雌馬の肉は、口に入れると、甘くとろけるよう。山ワサビと白トリュフオイルパウダーがよいアクセント。
客席とテイスティングルームをつなぐ位置にあるオープンキッチンは、まるで劇場のよう。カウンターが特等席だ。