ミシュラン1ツ星を獲得した、銀座「古拙(こせつ)」や日本橋「仁行(にぎょう)」などの名店で腕をふるったそば職人、石井仁さんがプロデュース。「水の量と加えるタイミングが命」というそばは、そば粉十割とは信じられない極細で、しなやかなコシと格別の風味がある。出汁巻きと江戸前(厚焼き)の2種がそろう玉子焼き、バルバリー鴨で作る鴨焼き、熟成牛肉と蕨の小鍋など気の利いたつまみに合わせて、ワインも充実している。
石井さんの打つ、みずみずしくコシのあるそばは、“水越そば”としてそば通の間で知られている。〈はたりそば〉(¥900)は、もり汁に、ゴマと落花生を練り合わせて加えた汁でいただく。旨味たっぷりで、のど越し爽やか。
カウンターがあるので、女性ひとりでも居心地がよい。