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森 星 × 旬の野菜 「半径5mのサステナブル」VOL.5 無駄なく味わう簡単レシピ 「丸ごとピーマンとかぼちゃの煮物」「ピーマンのきんぴら」

森 星 × 旬の野菜 「半径5mのサステナブル」VOL.5 無駄なく味わう簡単レシピ 「丸ごとピーマンとかぼちゃの煮物」「ピーマンのきんぴら」

サステナブル・フードトラック「edain」を運営するなど地球環境を守るための活動を、日頃から積極的に行なっている人気モデル、森 星さんと「だれにでもできる、身近なサステナブル」について考えてみるこの連載の第5回目。旬の食材を無駄なく、おいしく使いきるレシピを料理研究家の有元葉子先生に教わります。


ナチュラルにハッピーに──明るい未来を目指してサステナブルと向き合う、森 星さんと有元葉子先生のセッション第5回目。今回は独特の苦味がクセになる夏野菜、ピーマンがテーマです。シンプルで洗練された料理はもちろん、哲学のある考え方、生き方にもファンが多い有元葉子先生から教わる〝無駄なく味わう〟ピーマンのレシピ。簡単&おいしいのでどうぞお試しあれ。

今回の食材はコレ!

ピーマン

ピーマン

森 星「ピーマンは夏の野菜ですよね?選び方のポイントなどありますか?」

有元葉子「そうね、ピーマンは夏が旬ですね。濃い緑色で、ハリとつやがあるものを選ぶといいと思いますよ」

森 星「今日は煮物ときんぴら、和食でいただくんですよね?前回の蒸し料理と同じく、和食も難しい印象が自分のなかであって…。なかなか作る機会がないかもしれません…」

有元葉子「あら、そうなのね。味付けも工程もシンプルだし、とっても簡単よ。特に、今日の2品はだれでも作れちゃう(笑)」

森 星「そうなんですか!新しいチャレンジでワクワク♡ところできんぴらって、にんじんとごぼうで作るイメージだったのですが、ピーマンでもできるんですね」

有元葉子「きんぴら=野菜の炒め煮、なのよね。だからいろんな野菜でできるんです。油で野菜を炒めて、酒、しょうゆ、好みで甘みを加えて、少なめの水分量でさっと煮る。これを覚えておけば、ピーマンでもセロリでも小松菜でも、なんでもきんぴらになるのよ」

森 星「へー、そうなんですね!そう考えるといろいろアレンジできて、楽しそうですね。今日もよろしくお願いします!」

レシピ1

丸ごとピーマンとかぼちゃの煮物

丸ごとピーマンとかぼちゃの煮物

へたも種もわた取らずに丸ごと味わうピーマンは、旨味がたっぷりでジューシー!甘く煮たかぼちゃとの相性もよく、冷蔵庫で冷やすと、暑い夏にぴったりの夏の煮物が完成します。

<材料>

・ピーマン…6、7個
・かぼちゃ…1/4個
・ごま油…適量
・酒…大さじ3
・水…1/3カップ
・砂糖(今回はきび砂糖)…大さじ3ぐらい
・しょうゆ…大さじ2〜3

<作り方>

野菜の下ごしらえをする

①ピーマンを洗う。かぼちゃはスプーンで種とわたを取り除き、大きめに切る。

煮る

②深めの鍋を火にかけ、ごま油を熱してかぼちゃを入れる。表面全体に油をなじませたら、皮を下にしてかぼちゃを鍋の片側に寄せて、空いたスペースにピーマンを並べ、油を全体になじませる。

③酒、水を加える。

④かぼちゃの上にだけ、砂糖を振りかけ、ピーマンの上にだけしょうゆをかける。

⑤落し蓋をしてかぼちゃがやわらかくなるまで煮る。煮ている最中は、かき混ぜないように注意!

POINT

レシピ2

ピーマンのきんぴら

ピーマンのきんぴら

しょうゆのみで調味したきんぴらは、きりっとした味わい。ピーマンならではの風味がたち、しみじみとおいしい!

<材料>

・ピーマン…5、6個
・ごま油…適量
・酒…適量
・しょうゆ…適量

<作り方>

ピーマンの果肉を切り取る

①ピーマンを立てて持ち、へたの横から包丁を入れて、下に向け、縦長に果肉を切り取る。同様にして全ての果肉を切り取る。このようにすると、へたについた種とわただけがきれいに残る。

炒め煮にする

②鍋を中火にかけ、ごま油を熱する。ピーマンを入れ、全体に油がまわるようにさっと混ぜる。酒、しょうゆを入れ、ときどきかき混ぜ、ピーマンがしんなりしたらできあがり。味見をして薄ければ、しょうゆを足す。

POINT

ピーマンのきんぴらの調理方法

ピーマンは炒めると小さくなるので、大きめに裂いておくとよい。酒としょうゆを入れたら、しんなりする程度に炒める。多少歯ごたえが残っていたほうがおいしいので、火を通しすぎないように。

森星 もり・ひかり

1992年生まれ。東京都出身。モデルとして国内外で数々のファッション誌や広告などで活躍。明るく天真爛漫なキャラクターで2015年から「公益財団法人プラン·インターナショナル·ジャパン」のBecause I am a Girlエンジェルに就任。また、発酵人の田上彩氏らとともにサステナブル・フードトラック「edain」を運営。「farm to table(新鮮でオーガニックな食材を、農場から食卓へ)」をテーマに、体にも環境にも優しい食を提供している。公式YouTubeチャンネル『Hikari Mori』では、自身の見ている世界・価値観をシェアするための、さまざまなコンテンツを配信。

Instagram: @hikari
YouTube:『Hikari Mori

有元葉子 ありもと・ようこ

料理研究家。3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家の道へ。素材の魅力を引き出したシンプルでおいしい料理、洗練されたライフスタイル…。本質を見極めた軽やかな生き方は、多くの女性の憧れの的。著書に『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(SBクリエイティブ)、『「使いきる。」レシピ』(講談社)など多数。

公式サイト: https://www.arimotoyoko.com/
Instagram: @arimotoyokocom

Photo: Keiko Nakajima Hair&Make-up: Mifune(SIGNO)  Edit&Text: Sayoko Imamura

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