SEARCH GINZA ID

森 星 × 旬の野菜 「半径5mのサステナブル」 VOL.7 「食と生き方」について、有元葉子さんとトーク

森 星 × 旬の野菜 「半径5mのサステナブル」 VOL.7 「食と生き方」について、有元葉子さんとトーク

料理研究家の有元葉子先生に、きゅうりを無駄なく使った料理を教えていただいたあとの2人のプライベートトーク、どうぞお楽しみください。


食がシンプルになると
暮らしぶりも変わる!

森 星「実はきゅうりってふだん、あんまり食べないんです。母がイタリアとアメリカのハーフということもあってか、ズッキーニの出番は多いんですけど…。でも今日教えていただいたお料理がとってもおいしくて!きゅうりって使い勝手がいいし、爽やかだから蒸し暑い時期にぴったりですね」

有元葉子「そうよね。私は、買ってきたその日に生で食べて、残った分は塩もみにするか、干してしまうの。そうすると保存がきくし、いろいろ楽しめるのよ」

森 星「同じ食材でも、ひと工夫すると違った味わい方ができるんですね。先生に教えていただく料理はシンプルなのにめちゃくちゃ美味しくて!それに感銘を受けて、ふだん使う調味料も冷蔵庫のなかも、すごくシンプルになりました」

有元葉子「あら、そうなの。シンプルって心地いいわよね」

森 星「本当にそう思います。そもそも濃い味が好きな舌になってしまっていた、ということにも気づけましたし、食がシンプルになったら、器やインテリアもシンプルになって。〝引き算の美しさ〟に惹かれるようになりました。ファッションにまで変化が出てきて、鮮やかな色を使ったときにどこかは抜くとか、バランスが変わってきたんです」

有元葉子「そうよね、食が変わると、生活そのものが変わるのよね」

森 星「はい、友達にも驚かれます(笑)。『あれ、星こんなに料理上手だった?』って。先生から、レシピの数字を覚えるのではなくて〝自分の感覚で決めていい〟と教えていただいて、その自分なりの感覚を少しずつ構築していくなかで、本当に暮らしがみるみる変わりました!冷蔵庫の中もきれいになったし、料理をつくるときの無駄が減ったし、テーブルの上もすぐ拭くし!」

有元葉子「素晴らしい(笑)!でも、日々感じながらやるって、実はそんなに大変なことじゃないのよね。むしろ、教科書通りにやるほうが難しくない?教科書通りにはいかない、というのが分かったときに、じゃあ、自分はどうするか?と考えるのが大事。おいしかろうがまずかろうが、人に大さじ1杯って言われたら1杯って数字で覚えてしまうような人になると、歳をとってから大変よ(笑)。つまらない人生になっちゃう」

森 星「頭でっかちになってしまうと、身動きが取りづらそうですもんね」

有元葉子「料理でもなんでも、人が敷いてくれたレールの上を歩かないと不安に感じる人もいると思うんだけど、自分の生活じゃない?だれかに提供するものじゃなくて、自分で責任をとれる自分の生活なんだから、自分の思うようにしたらいい、自分勝手でいいと私は思います」

冷奴

森さんと有元さん

まずは〝自分の目〟を大事にして
自分に優しくしてあげる

森 星「最近、たまに考えるんですけど、世の中にはいろんなタイプの人たちがいて、自分の考えと真逆の人ももちろんいて。そういう人たちとの寄り添い合い方とかコミュニケーションの仕方ってどうしたらいいんだろうって」

有元葉子「そうね、うまくキャッチボールができる人とおつきあいすればいいんじゃないかしら?無理に合わせる必要もないと思うし、合わなければそれはそれで仕方ないじゃない?」

森 星「そうですよね。有元先生にいろいろ教えていただくたびに感じるんですけど、やっぱり〝食〟って言葉を超えたコミュニケーションツールですよね。味だけでなく、ものの見方や考え方をシェアしている感覚があって」

有元葉子「そうよね。そういう〝食〟のつながりもとってもいいと思うし、自分と同じように感じる人って必ずいるから、絶対に出会っていけますよ。もし何かのコミュニティのなかで、自分ひとりだけ意見や感覚が違うと感じることがあっても、それはそれで自分なんだから、守っていったらいいと思います」

森 星「なんだか心強いです」

有元葉子「まず、自分に対して優しくしてあげたらいいわよね。そうじゃないと、他人にも優しくできないもの。だから大事にするべきは〝自分の目〟。他人から見てどうなの?っていう感覚は、そんなに必要ないと思いますね、私は」

森 星「そうですよね。先生は昔から、今のような感じだったんですか?」

有元葉子「たとえば、これは大さじ1とか、女性はこうあるべきとか、そういう誰かが決めた常識をそのまま受け入れるタイプではなかったわね。そういう意味では、人の言うことを聞かない…(笑)」

森 星「(笑)。だからかっこいいし、説得力があるんですね!これからもいろいろ学ばせてください!」

森さんと有元さん 森さん 有元さん

森星 もり・ひかり

1992年生まれ。東京都出身。モデルとして国内外で数々のファッション誌や広告などで活躍。明るく天真爛漫なキャラクターで2015年から「公益財団法人プラン·インターナショナル·ジャパン」のBecause I am a Girlエンジェルに就任。また、発酵人の田上彩氏らとともにサステナブル・フードトラック「edain」を運営。「farm to table(新鮮でオーガニックな食材を、農場から食卓へ)」をテーマに、体にも環境にも優しい食を提供している。公式YouTubeチャンネル『Hikari Mori』では、自身の見ている世界・価値観をシェアするための、さまざまなコンテンツを配信。

Instagram: @hikari
YouTube:『Hikari Mori

有元葉子 ありもと・ようこ

料理研究家。3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家の道へ。素材の魅力を引き出したシンプルでおいしい料理、洗練されたライフスタイル…。本質を見極めた軽やかな生き方は、多くの女性の憧れの的。著書に『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(SBクリエイティブ)、『「使いきる。」レシピ』(講談社)など多数。

公式サイト: https://www.arimotoyoko.com/
Instagram: @arimotoyokocom

Photo: Keiko Nakajima Hair&Make-up: Mifune(SIGNO)  Edit&Text: Sayoko Imamura

#Share it!

#Share it!

FOLLOW US

GINZA公式アカウント

PICK UP

MAGAZINE

2021年10月号
2021年9月10日発売

GINZA2021年10月号

No.292 / 2021年9月10日発売 / 予価860円(税込み)

This Issue:
physical stores
ショップの実力

フィジカルストア
お店に行きたいのです!

...続きを読む

BUY NOW

今すぐネットで購入

MAGAZINE HOUSE amazon

1年間定期購読
(17% OFF)