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森 星 × 旬の野菜 「半径5mのサステナブル」VOL.5 ピーマンを美しく、おいしく使いきる!知ると得するTIPS編

森 星 × 旬の野菜 「半径5mのサステナブル」VOL.5 ピーマンを美しく、おいしく使いきる!知ると得するTIPS編

サステナブル・フードトラック「edain」を運営するなど地球環境を守るための活動を、日頃から積極的に行なっている人気モデル、森 星さんと「だれにでもできる、身近なサステナブル」について考えてみる連載の第5回目。仕上がりに大きな差が出る、ささやかなポイントを、料理研究家の有元葉子先生に教わります。


「野菜を切る」という基本的な作業こそ
思い込みにとらわれず、頭を使って

森 星「今までは、ピーマンを洗ったらまず、まな板の上に置いて切っていたんです。まな板の上に種が散乱して大変だったんですけど(笑)。果実の皮をむくように、果肉を切り取ればよかったんですね!すごい!」

有元葉子「この方法だと、へたについたわたと種だけがきれいに残るから、ピーマンを無駄なく使えるし、まな板も包丁も汚れなくてとってもいいのよね」

森 星「前回教えていただいた〝まな板の上をきれいにしながら作業をする〟につながるんですね。確かにこれなら、スムーズに作業が進みそう。ピーマンを無駄なく使えるのも気分がいいですね!」

有元葉子「そうよね。前回もお話ししたように、料理は下ごしらえがとっても重要。料理の9割を占めると言ってもいいかもしれません。〝野菜を切る〟というのも単純な作業に聞こえるけど、どうすれば無駄なく使えるか、まな板の上が汚れないか、スムーズにできるか…頭を使ってやってみるといいと思います」

森 星「切り方ひとつで、料理の楽しさも充実度も変わるんですね。勉強になります!」

「ささやかなこと」を大切にするのが
シンプルでおいしい料理のコツ

森 星「ピーマンは、仕上がったら鍋から取り出しておいたほうがいいんですね。知りませんでした」

有元葉子「せっかくのきれいな緑色は、食べるときまでキープしたいわよね?鍋の中に入れっぱなしだと色が悪くなってくるので、仕上げたら取り出しておきましょう」

森 星「先生に教えていただく料理は、シンプルな味付けなのにすごくおいしくて、見た目も美しくて…。こういうささやかな部分が大事なんですね」

有元葉子「そうね。でも〝こうしなければならない〟と決めつけてやるのではなく、ひとつひとつのことを自分で考えながらやってみる。そうすると、自分が目指す料理に仕上げるための大事な部分が、自然と見えてくるんじゃないかしら」

手入れをしながら、長く付き合う。
いい道具があると人生は楽しい

森 星「今回使ったお鍋、味が出ていてすごくかっこいいですね!」

有元葉子「どちらも、もうかれこれ20年ぐらいは使っているかしら(笑)。有次の銅製のものなんだけど、使うほどにその人ならではの味が出てくるし、どこか調子が悪くなってもずっとメンテナンスをしてくれる。こういう、愛着をもって長くお付き合いできる道具を選ぶということも、ひとつのサステナブルよね」

森 星「本当ですね。先日、la base(※)の鉄のフライパンを手に入れたのですが、きちんとお手入れしてガシガシ使って、というサイクルが心地よくて。何より、料理がおいしく仕上がるのがうれしいです。先生はこういうものづくりにも関わっていらっしゃいますものね?」

有元葉子「そうね。たとえば、このツールスタンドも最初は『作れない』って言われたの。継ぎ目なしの、ステンレス一枚でできていて。継げばすごく簡単なんだけど、美しくて一生使えるようなものを作りたかったから、どうしても継ぎ目が嫌だって言って(笑)。技術的に相当難しかったみたいで、大きいスタンドを試作する際にばりばりっと割れてきてしまったり…。でも粘って待っていたら(笑)、職人さんが見事に応えてくれたのよね。素晴らしい日本の技術だと思います」

森 星「すごい(笑)!でも、そのときの先生のような人がいないと、世の中は作りやすいものばかりになっちゃいますよね。本当にいいものが生まれづらくなるというか。職人さんもやりがいがあったんじゃないですか?」

有元葉子「そうかもしれないわね。やればできるでしょ!ってお尻を叩いて(笑)。なんでもそうだけれど、人って能力以上のものを求められたときに、がんばればできるのよね。もちろん不可能なこともあるんだけど、がんばればできるものもある」

森 星「確かにそうですね。こういう一生ものの道具も、少しずつ集めていきたいです!」

※la base(ラ バーゼ)

有元先生がプロデュースしている、最高品質のキッチンウェアブランド。日本製ならではのつくりのよさと使い勝手のよさで、人気を博している。

labase公式ショップ

森星 もり・ひかり

1992年生まれ。東京都出身。モデルとして国内外で数々のファッション誌や広告などで活躍。明るく天真爛漫なキャラクターで2015年から「公益財団法人プラン·インターナショナル·ジャパン」のBecause I am a Girlエンジェルに就任。また、発酵人の田上彩氏らとともにサステナブル・フードトラック「edain」を運営。「farm to table(新鮮でオーガニックな食材を、農場から食卓へ)」をテーマに、体にも環境にも優しい食を提供している。公式YouTubeチャンネル『Hikari Mori』では、自身の見ている世界・価値観をシェアするための、さまざまなコンテンツを配信。

Instagram: @hikari
YouTube:『Hikari Mori

有元葉子 ありもと・ようこ

料理研究家。3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家の道へ。素材の魅力を引き出したシンプルでおいしい料理、洗練されたライフスタイル…。本質を見極めた軽やかな生き方は、多くの女性の憧れの的。著書に『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(SBクリエイティブ)、『「使いきる。」レシピ』(講談社)など多数。

公式サイト: https://www.arimotoyoko.com/
Instagram: @arimotoyokocom

Photo: Keiko Nakajima Hair&Make-up: Mifune(SIGNO)  Edit&Text: Sayoko Imamura

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