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森 星 × 旬の野菜 「半径5mのサステナブル」 VOL.7 もっと自由に、もっと効率よく!料理上手に近づくTIPS編

森 星 × 旬の野菜 「半径5mのサステナブル」 VOL.7 もっと自由に、もっと効率よく!料理上手に近づくTIPS編

サステナブル・フードトラック「edain」を運営するなど地球環境を守るための活動を、日頃から積極的に行なっている人気モデル、森 星さんと「だれにでもできる、身近なサステナブル」について考えてみる連載の第7回目。ぬか漬けの面白さと奥深さを、料理研究家の有元葉子先生に教わります。


「下ごしらえ力」があがると
「料理力」があがる!

森 星「きゅうりを塩もみするのにも、いろいろな方法があるんですね」

有元葉子「そうね、どうやったら塩が全体にいきわたるのか、というのを考えるとよくわかると思います。薄切りにしたきゅうりは、どうしても重なり合ってしまうわよね?そうすると、塩をふっただけでは重なっている部分に塩がしっかりまわりません。塩水に浸したほうが効率的で確実よね」

森 星「なるほど〜!下ごしらえのひとつひとつにも、ちゃんと意味があるんですね」

有元葉子「そうそう、だから下ごしらえってとっても大事。〝下ごしらえ力〟は〝料理力〟といってもいいぐらい」

森 星「確かに、きゅうりの水っぽさが残っていると、仕上がりも台無しですものね。だから、あんなに力強く絞るんですね(笑)!」

有元葉子「そうなんです(笑)。あそこでしっかり水けをきらないと、ぼやけた味に仕上がってしまうのよね」

森 星「ちなみに、塩もみしたきゅうりはどれぐらい保存がきくものなのでしょうか?」

有元葉子「ファスナー付きの保存袋に平らに入れて空気を抜き、バットをのせるなど均等におもしをしておけば、冷蔵庫で1週間ぐらい保存できます。買った日に食べきれなかった分は、こうしておくと無駄なく使いきれるし、とっても便利よね。きゅうりは傷みやすい野菜なので、間違っても〝買ってきた袋のまま、冷蔵庫に入れっぱなし〟なんていうことは避けましょう」

昔ながらの「さらし」は
料理に欠かせない名脇役

森 星「塩もみをしたきゅうりを絞るときに使った布ってなんですか?とっても絞りやすくて!」

有元葉子「あれは、昔ながらのさらしのふきん。丈夫でしなやかなのが特徴で、塩もみしたきゅうりや玉ねぎの水けを絞るとき、これでないとうまくいかないの」

森 星「ほかにもいろいろ使えるんですか?」

有元葉子「もちろん!たとえば、だしをこすのにも使えるし、炊きたてのごはんを移したおひつのふたにこのふきんをかませておくと、ふきんが蒸気を吸ってくれるのでごはんがべちゃっとならないの。それから、ガラスのコップもこれで拭くと、ふつうのふきんを使うよりピカピカになるのよ」

森 星「へ〜、とっても便利!ちなみにどこで買えるのでしょうか?」

有元葉子「和装小物店やネットで、反物の状態で売られています。それを好きな大きさに切って使うといいわよ」

森 星「自分で大きさをアレンジできるっていいですね!それに、使い捨てのキッチンペーパーを使うより、断然サステナブルで気分もよさそう!」

有元葉子「そうよね。使ったあとは、洗剤+漂白剤で洗うと真っ白になりますよ」

思い込みやルールに縛られず
自分の五感で決める

森 星「スパイスの使い方って、難しいイメージがありました。何か、ルールがあるのかなって」

有元葉子「ルールなんてないのよ。自由に使っていいの!」

森 星「今日、先生に教えていただいだように、味見をしながら自分の好みで調整していけばいいんですね」

有元葉子「そうそう。自分の舌で確かめながら、自分の好きなものを足していけばいいの。今日も味見して、もうちょっと深い味にしたかったから、ニョクマムを足したのよね」

森 星「奥深い味で、すごくおいしかったです!」

有元葉子「和風でもあり、東南アジア風でもあり、なに風ってこともないのよ。好きにつくって、おいしければそれでいいと思います」

森 星「料理って、いろいろなルールを気にしてしまうけれど、もっと自由でいいんですね。それから、冷奴をのせたお皿がイタリアのものというのにも驚きまして!」

有元葉子「あの、イタリアならではのきれいな色が、星ちゃんに似合うなあって思ったの。器も自分の感覚で自由に使ってみると、また見え方が変わって楽しいわよね」

森星 もり・ひかり

1992年生まれ。東京都出身。モデルとして国内外で数々のファッション誌や広告などで活躍。明るく天真爛漫なキャラクターで2015年から「公益財団法人プラン·インターナショナル·ジャパン」のBecause I am a Girlエンジェルに就任。また、発酵人の田上彩氏らとともにサステナブル・フードトラック「edain」を運営。「farm to table(新鮮でオーガニックな食材を、農場から食卓へ)」をテーマに、体にも環境にも優しい食を提供している。公式YouTubeチャンネル『Hikari Mori』では、自身の見ている世界・価値観をシェアするための、さまざまなコンテンツを配信。

Instagram: @hikari
YouTube:『Hikari Mori

有元葉子 ありもと・ようこ

料理研究家。3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家の道へ。素材の魅力を引き出したシンプルでおいしい料理、洗練されたライフスタイル…。本質を見極めた軽やかな生き方は、多くの女性の憧れの的。著書に『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(SBクリエイティブ)、『「使いきる。」レシピ』(講談社)など多数。

公式サイト: https://www.arimotoyoko.com/
Instagram: @arimotoyokocom

Photo: Keiko Nakajima Hair&Make-up: Mifune(SIGNO)  Edit&Text: Sayoko Imamura

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