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森 星 × 旬の野菜 「半径5mのサステナブル」 VOL.12 薬味を主役にして味わうTIPS編

森 星 × 旬の野菜 「半径5mのサステナブル」 VOL.12  薬味を主役にして味わうTIPS編

自身のYouTubeチャンネルなどで、地球にも体にも優しい暮らしを発信したり、昨年には「tefutefu,Inc.」を立ち上げるなど、地球環境や日本の文化を守るための活動を、日頃から積極的に行なっている人気モデル、森 星さんと「だれにでもできる、身近なサステナブル」について考えてみるこの連載。旬の食材を無駄なく、おいしく使いきるレシピを料理研究家の有元葉子先生に教わります。


下ごしらえは
いちばんおもしろくて、いちばん大切

森 星「青じその軸を水につけていたのは、パリッとさせるためですか?」

有元葉子「そうね。買ってきた青じそって、くたっとしているものが多いじゃない?だから、軸の先を少し切って、しっかりと水を吸わせて、細胞に水分を行き渡らせてあげるのが大事」

森 星「先生にお料理を教えていただくときにいつも思いますが、そういった調理前のひと手間って、すごく大切なんですね」

有元葉子「そうなんです。下ごしらえって料理のなかでいちばん大切で、いちばんおもしろいところだと思うわよ。料理がうまくいくかどうかの9割ぐらいを占めるといっても過言ではないぐらい」

森 星「わー、そうなんですね!」

有元葉子「きちんと下ごしらえをせずに調理を進めてしまって、途中でなんだか水っぽいとか、べちゃっとしているとか、気になるところがあっても、もう戻れないじゃない?最初に手を抜いたことがずっとついてまわってしまうわよね」

森 星「なんか人生みたい(笑)」

有元葉子「そうかもしれないわね(笑)。最初は面倒かもしれないけれど、美味しさが格段に変わってくるから、是非楽しんでやってみてほしいですね」

青じそは軸の先をはさみで少し切って、吸水しやすい状態にする。ボウルにざるをのせ、ざるの数ミリ上まで水を注ぎ、青じその軸だけがつかるようにして並べる。葉っぱを水につけると変色してしまうので注意!

 

「薬味」という言葉にとらわれず
「食材」として見てみる

森 星「薬味をこんなにたっぷり使ったお料理は初めてでした!」

有元葉子「あら、そう(笑)。ふつう、薬味ってちょっと添えるような感じで使うことが多いと思うんだけれど、私は薬味を〝食材〟として使っているから。ほうれん草とか小松菜と同じような食材」

森 星「なるほど!そう捉えると、確かに使い方が広がりそうです」

有元葉子「そうよね。考え方ひとつで、その食材へのアプローチの仕方も変わってくるわよね。だからうちでは、驚くほど薬味をたっぷり使うんです」

森 星「薬味って少ししか使わないで、忘れてダメにしてしまうこともあるから、使いきれるのも気分がいいですね!それに、たっぷりの薬味を入れたお料理は色もきれいで、目も体が喜ぶように感じました」

有元葉子「こういうのは家庭じゃないと食べられないじゃない?だから惜しみなく使ってみてほしいわね。薬味たっぷりのお料理って本当においしいから」

 

水分を飛ばしながら素早く!が
おいしいすし飯のポイント

森 星「以前、トロたくにはまったことがあって(笑)、すし飯は何度かつくったことがあるんです。でもべちょべちょになってしまったり、甘すぎたり…。なかなかうまくいかなくて」

有元葉子「合わせ酢の量を覚えておくといいわね。あとは、炊きたてのごはんに合わせ酢を混ぜたら、うちわであおいでしっかりごはんの水分を飛ばすこと。それから、ごはんと合わせ酢を混ぜるときは、決して練らず、切るようにするのも大事ね」

森 星「先生はすし桶を使っていらっしゃいましたが、やはりボウルなどを使うよりいいのでしょうか?」

有元葉子「すし桶は木でできているので、ごはんの水分を調節しながら、効率よく冷ましてくれるのね。ステンレスなどのボウルだと水蒸気の行き場がなくなってしまって、べちゃっとする原因になります」

森 星「そうだったんですね。すし桶はそのまま食卓に出してもかっこいいし、欲しくなっちゃいました」

有元葉子「おいしいすし飯には欠かせない道具なので、トロたく好きならもっていてもいいかもね(笑)」

森 星「本当ですね(笑)!今日、先生に教えていただきながらつくったら、簡単なのにすごくおいしくて。メープルシロップの優しい甘みも最高でした」

森 星 もり・ひかり

1992年生まれ。東京都出身。モデルとして国内外の雑誌や広告等で活躍。途上国の女子を支援する公益財団法人プラン·インターナショナル·ジャパンのアンバサダーを務め、YoutubeやInstagramなどのSNSを通して体にも環境にも優しい生活を提案。創業者の一人としてCDを務めるtefutefuでは、日本の伝統的な食や文化を尊重しつつ現代に馴染む形に再編集し、世界に発信している。

Instagram:
@hikari
@tefutefulab
tefutefu HP: tefutefulab.com
YouTube: Hikari Mori

有元葉子 ありもと・ようこ

料理研究家。3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家の道へ。素材の魅力を引き出したシンプルでおいしい料理、洗練されたライフスタイル…。本質を見極めた軽やかな生き方は、多くの女性の憧れの的。著書に『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(SBクリエイティブ)、『「使いきる。」レシピ』(講談社)など多数。

公式サイト: https://www.arimotoyoko.com/
Instagram: @arimotoyokocom

Photo:Keiko Nakajima Hair&Make-up:Miki Ishida Edit&Text:Sayoko Imamura

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