草木の緑が日ごとに鮮やかさを増すこの季節、昔から愛されてきた定番のおやつといえば草もちです。スーパーや八百屋さんで旬のヨモギを見つけたら、お手製草もちにぜひ挑戦を!野草の中でも栄養豊富なヨモギはデトックス作用があったり腸内環境を改善してくれるなど、不安定な春の体を整えるのにもおすすめです。
草もちのレシピ
材料
・上新粉 120g
・白玉粉 40g
・ぬるま湯 200cc
・砂糖 60g
・ヨモギ 25g(茹でて水気を絞った量)
・きな粉 適量
※ヨモギは冷凍保存可能です。葉は傷みやすいので、ヨモギを束で買った場合はまとめて先に茹でてしまうのがおすすめです。
作り方
ヨモギをたっぷりの水で洗ったら、茎を取り除いて葉のみを使います。
沸騰したたっぷりのお湯に塩小さじ1(分量外)を入れ、ヨモギを1分ほど茹でアク抜きします。鍋から取り出したら冷水にさらして冷まします。
ヨモギをフードプロセッサーやすり鉢などでペースト状にします。ペーストになりにくい場合は少量の水を足してもOKです。※たくさんのヨモギを茹でた場合、ペーストにした状態で使わない分を冷凍しておきます。おひたしなど料理にも使う場合はアク抜きが終わったタイミングで冷凍しておきます。
続いては餅生地作りです。耐熱ボウルに上新粉、白玉粉、砂糖を入れ、そこに少しずつぬるま湯を入れて滑らかになるまで混ぜあわせます。
ラップをかけたら600Wの電子レンジで2分温めます。電子レンジから取り出すと表面に膜が張ったような状態になっています。
熱いうちに素早く混ぜ合わせます。混ざったら再び電子レンジへ入れ1分。これを4回繰り返します。その都度、木ベラやすりこぎなどで餅つきするように混ぜ合わせます。粘りが強く扱いにくいですがしっかりと!※生地の表面がパサつくようだったら、少量の水をふりかけながら混ぜ合わせます。
餅生地がモチっとまとまってきたらいよいよヨモギの投入です。ペースト状にしたヨモギをガーゼやキッチンペーパーなどで絞り、水気をしっかり取ってから餅生地に混ぜ合わせます。
ざっくり混ぜ合わせたら、濡れた布巾に包んでこねるように餅生地とヨモギを馴染ませます。
草もちの完成!このまま食べてももちろん美味しいですが、中にあんこを包んでも美味しいですよ!手作りあんこのレシピはこちら。
もうひと手間でまた違った美味しさに!

いろんな味で楽しみたいなら、丸めた草もちを串にさしてフライパンへ。両面に砂糖醤油を塗りながらほんのり焦げ目がつくまで焼けば、甘じょっぱさが美味しい焼き草もちの完成です。
Profile
大川枝里子 Eriko Okawa
着物スタイリスト・着付け師。“おばあちゃん的暮らし”に憧れて、骨董市巡りと暮らしの手仕事に勤しむ毎日。着物や昔ながらの暮らしの楽しみ方を紹介するwebサイト「kifkif」を運営。
insta: @kifkif.me