27 Jul 2020
神楽坂「トンボロ」:ふわふわホットケーキでほっと一息【あの人の行きつけ喫茶店】

ちょっぴりハードルが高そうだけど、扉を開けると楽しい時間が待っている。それが喫茶店のロマンだったり…。今回は石田真澄さんにお気に入りを尋ねてみました。ここでしか聞けない推薦者からのコメントに注目!
神楽坂
トンボロ
推薦者:石田真澄 (写真家)
花街・神楽坂の振興も担う憩いのアジト
石田さんが紹介してくれた席は、オードリー・ヘップバーンのコレクションを眺められる特等席でもあった。「いつの間にか集まったんだよね」とはにかむ店主の平岡伸三さん。設計業にも携わっており、1998年に元新聞社を仲間と改築した。ハンドドリップでじっくりと淹れるブレンド(¥600/写真2枚目)は、酸味の「A」とコクの「B」の2種。ほろ苦のカラメルソースがアクセントのプリン(¥400/写真1枚目)とのペアリングをぜひ。
《私ここへ通ってます》
石田真澄 (写真家)
一枚板のカウンターに差し込む光に見惚れてしまう。また、インテリアのほとんどが木製のため心が安らぎます。ふわふわで大きなホットケーキ(¥600/写真2枚目)は、メープルではなくケーキ用のシロップがたっぷり。素朴な味に心が解れていきます。ほうじ茶ラテ(¥650)の優しい口当たりも◎
《トンボロ》
住:東京都新宿区神楽坂6-16
TEL: 03-3267-4538
営:10:00〜22:00、土日祝10:00〜18:00
休:木・第1水
石田真澄 いしだ・ますみ
2017年初個展『GINGER ALE』を開催。2018年には作品集『light years -光年-』、翌年にも『everything will flow』(共にTISSUE PAPERS)を刊行。暮らしのなかにある光を丁寧に切り取っている。
Photo: Masanori Kaneshita Text: Mako Matsuoka, GINZA
GINZA2020年5月号掲載