こんにちは。エディターの天野です。そろそろバレンタインディですね。なので、今回はロンドンのスイーツ事情を。普段、甘いものにはほとんど興味がなく、必要な糖分はお酒で摂取するタイプですが、これだけは見つけたら絶対にぜーーーーったいに買ってしまうというものがあります。それはバニラカスタードドーナツ。ケーキでさえ年に5回食べれば満足なのに、これは別格。週1回食べてもいいかもと思えるくらい大好物です(気持ち的には毎日だけど、スーパーハイカロリーなので。。。)。
私の肌感覚でいくと、ロンドンはここ数年ドーナツブームな気がしているんです、勝手に。街中にも新しいドーナツ専門店ができたりして。CROSSTOWNもそのひとつ。元々フードマーケットでドーナツを売っていたところ、話題になりSOHOに店をオープン。最近ではイーストのブリックレーンにも2店舗目ができるほどの人気店。店舗の雰囲気もドーナツもお洒落系。
https://www.crosstowndoughnuts.com
ただ個人的には、オーソドックスなドーナツが好み。そもそも英国では、なぜかジャムドーナツがメインストリーム。昔ながらのドーナツといえばジャムだそう。大好きなバニラカスタードの味を知ってしまったのは、ロンドンに引っ越してすぐの頃に訪れたモルトビー・マーケットでのこと。評判のレストラン「セント・ジョン」がマーケット裏のガード下にベーカリーを出していて、2013年当時、フーディーズの間ではここのバニラカスタードドーナツが美味しいと噂に。食べた途端、すっかりビッグファン! バニラビーンズの香りが高く、軽くて甘すぎない。カスタードとはひと味もふた味も違うんです。今も土曜日にはガード下にベーカリーが出て、バニラカスタードドーナツを発売中(£2.50)。すっかり有名になっちゃったので、売り切れることもしばしば。
バニラカスタード以外に、王道のジャムやソルトキャラメルなども。
https://www.stjohngroup.uk.com
そんな「セント・ジョン」のドーナツを一躍有名にしたパティシエ、ジャスティン・ジェラトリーが新たなベーカリー「ブレッド・アヘッド」をバラ・マーケットにオープンしたと聞いたのは2年ほど前。伝説のドーナツと呼ばれるほど人気でレシピ本も出している。
バラ・マーケットの屋台でしか販売していなかったんだけれど、昨年秋、ついにコベントガーデンに店をオープン。
ベーカリーらしからぬ、赤いネオンサインがなんだかロンドンぽい。
バニラカスタードドーナツ(£2.50)のクリームはたっぷり。中までぎっしり。もちろん甘すぎず本当に絶品! 伝説と呼ばれるだけあります。スクールも開催しているので、今度トライしてみたいところ。
最後にもう一軒。イーストロンドン、チャッツワースストリートにある「ロンドン・ボロー・オブ・ジャム(LBJ)」はオーナーのリリー・オブライエンの手作りジャム専門店だけど、週末のオープンに合わせ、実はハンドメイドのドーナツを売っている。なんと彼女も元「セント・ジョン」のペストリーシェフ。もちろん手作りジャムのドーナツがスペシャルなのはわかっているけど、ここでもやっぱりバニラカスタードを(£2.50)。素朴な感じがたまらん!
ジャム以外にも彼女がセレクトしたグローサリーや雑貨がショップに並ぶ。週末のみのオープン。
フレッシュなフルーツとスパイスのバランスが絶妙なLBJのジャムは大人気
http://www.londonboroughofjam.com
最近、日本でもLBJのジャムを入手できるようになったそうなので、気になる方はぜひ「TEA & TREATS」のサイトをチェックしてみてください。
おまけ。
ちなみに英国では、バレンタインディは男性が女性に花を贈るのが習慣。チョコレートより断然嬉しいかも。しかも男性からだし。