ネオンサインに目のないライターIが街で見つけた、素敵なレストランを紹介するこの連載。第一回目は渋谷をリサーチ。夜でも眩しい!ってつぶやきたくなるくらい、キラキラ光る看板の多い街で、ここのネオンサインを見つけた時は、ちょっとうっとりして、部屋に飾りたいなって思った。表参道駅から青山通りを歩いて、青学のキャンパスをすぎたあたりで路地に入って、それからシアター・イメージフォーラムへ。角のところにピンクのネオンサインが見えるのです。
お店に入ったら食券機で食券を買って注文するスタイル。〈トリュフをつかったフレッシュパスタと赤ワインのセット〉¥4,000を注文。ラーメン屋さんみたい。
7月1日にオープンした『OUT』は「One dish. One wine. One artist. 」がコンセプトのお店。料理はトリュフを使った自家製フレッシュパスタだけ、赤ワインもシーズン毎に厳選された1種類、そして、音楽はレッド・ツェッペリンがずっと流れている。至極のシンプルイズベストが揃っていて、優柔不断なひとも迷わず、素直にごちそう体験ができるのがいい。「OUT」の“U”の字のカウンターに座って、トリュフソルトフレーバーのポップコーン(シーズンごとに変わるトリュフをつかった無料のお通しがあって、今はポップコーンなんです)と共に赤ワインを飲みながら料理を待ちます。
シーズン毎に変わってゆくトリュフパスタ、赤ワインについては、黒いカードにも説明があるし、カウンター越しにオーナーのセーラさんに聞いてみるもよし。店内はピンクのネオンサインがいたるところに反射していてとってもきれい…。
イタリアで1年間過ごしたオーナーのセーラさんにとって、トリュフパスタと赤ワインの組み合わせは定番。シンプルと言えど、パスタはイタリア産のオーガニック小麦粉を使って毎日自家製で製麺する生麺。「乾麺とは全然違うこの美味しさを共有したかったの!」とセーラさんこだわりの一品。
バターとオリーブオイル、パルメザンチーズが絡んだフレッシュパスタには、その場で新鮮なトリュフをたっぷり削りかけてくれます。(おいしいアトラクション!)
意外にもあっさり味で濃厚な香りがいっぱいのトリュフパスタは、あっという間に食べられてしまうから、おかわりしたくなっちゃいます。大丈夫、おかわりできます。〈フレッシュパスタの追加〉¥600、〈トリュフの追加〉¥1,500
トリュフパスタは売切御免なので、無くなってしまうこともあるけど、赤ワインをボトルで頼んで、バーとして楽しむのもいいかも。〈赤ワイン・ボトル〉¥6,100、〈赤ワイン・グラス〉¥1,300
ここでは誰も背伸びしなくていい。ゆっくり夜を楽しもうよ。
上は自家製フレッシュパスタ、下は新鮮なトリュフを削りかけてくれた後。もちもちとした自家製フレッシュパスタの食感もトリュフの香りも、一度食べればハマります。
店内に流れるレッド・ツェッペリンのレコードジャケットが飾られている。店名の「OUT」もレッド・ツェッペリンのアルバム「In Through The Out Door」に由来。
OUT
東京都渋谷区渋谷2-7-14 Vort 青山 103
🈺 18:00~翌2:00
㉁ 月
Instagram : @outrestaurant
※料金はすべて税込価格です